
物価高のなか、学生たちにうれしい取り組みが行われています。本来500円の日替わり朝食が100円に。これが実現した裏にはウィン・ウィンの関係がありました。
大学食堂で100円朝食提供
午前8時、埼玉大学の食堂入口にできた長い行列。彼らのお目当ては。
大学3年生
「100円朝食という、100円で朝ごはんが食べられる」
この日のメニューは、メインのローストチキンにブロッコリーとみそ汁が付いたセット。通常は500円ですが、朝だけ100円で提供されています。
大学1年生
「100円朝食は安くてボリュームもあって、栄養バランスのいい食事がとれて、すごく助かっています」
学生にとってはうれしい取り組みですが、物価高のなかでなぜこんなことが可能なのでしょうか。
埼玉大学 石阪督規キャリアセンター長
「企業の“協賛金”という形で、学生に100円で朝食を提供している」
支えていたのは民間企業でした。朝食代の500円のうち、400円分をさまざまな企業が負担しているのです。
そこには、こんな理由が…。
ポラスの人事担当者
「地域密着型でやらせていただいている企業としてはたぶん国内最大規模でお仕事をさせていただいている、そういった会社になります」
実は、学生が100円朝食を食べている間、自社の魅力などを学生に対して、直接アピールできる仕組みなのです。
ほかにも、並んでいる学生へのチラシ配布や食堂のテレビに協賛企業の広告が映し出されています。大学の就活生向けホームページに、インターンシップなどの情報を掲載できるスペースも得られます。
大学1年生
「最初は100円で朝食を食べられるのが、すごく魅力的で来ていたんですけど、同時に企業の話とか聞いて一石二鳥だなと思って」
「同じ同じ同じ」
朝食通じ採用活動を強化
この取り組みを始めたのは2年前です。1人暮らしをする学生の支援やきちんと朝食をとる習慣づくりが目的でした。
そこで地元の企業に協賛をお願いすることになりました。現在は、応募が殺到し地元だけでなく15社が参加しています。
ポラス人事部 太田真吾課長
「これだけの規模の学生が集まってくれるのはなかなかない。将来的に、優秀な人材の獲得というところでも、非常にメリットのある施策だと考えています」
最近では、企業の話を聞く目的で100円朝食を食べに来る学生もいるといいます。
石阪キャリアセンター長
「これは我々にとっても、むしろ意外だった。だから、こういう機会は非常に大事だと思っていて、この場を何とか守っていくのが我々の役目だと思っています」
(2026年6月29日放送分より)
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