愛子さまをめぐる中曽根氏の発言こそ「あり得ない」共産・小池氏が非難「養子縁組だって男子を産めってプレッシャーがかかる」皇室典範改正も「だまし討ち」と批判

速報,会見
小池晃書記局長
【映像】中曽根氏「愛子さま結婚する人いない」発言の瞬間(実際の様子)
この記事の写真をみる(2枚)

 共産党の小池晃書記局長は29日の記者会見で、自民党の中曽根弘文参院議員が「愛子さまの皇位継承はあり得ない」などと発言し、その後釈明したことについて、「それこそあり得ない発言だ」と非難した。

【映像】中曽根氏「愛子さま結婚する人いない」発言の瞬間(実際の様子)

 会見で記者が「自民党の中曽根弘文議員が『愛子さまの皇位継承はあり得ない』『愛子さまが天皇になったら結婚する方はいらっしゃらないだろう』と発言し、きょうになって『適切でなかった点もあった』と釈明した。これについて受け止めを」と質問。

 小池氏は「昨日の発言は本当に、それこそ“あり得ない”発言だと思います。私は本音が出たんだろうと思う。この間で言えば森衆院議長が、全体会議の終わった後での記者会見で、『養子縁組した場合に、その後生まれてきた男の子は皇位継承資格を持つ』と言ってしまったのもあれも本音が出た。その後で謝罪釈明をしていた」と述べた。

 続けて「中曽根氏の発言というのは、『愛子さんについて皇位継承はあり得ない、結婚する人はいない』と。『言葉が適切ではなかった』って訂正してますけど、あり得ないというところが適切ではなかったということで、今日も『個人的な感想や心配を述べたんだ』とおっしゃった。感想とか心配ってのは、昨日言ってることは、『男子を産まないといけないっていうプレッシャーがあることだ』とおっしゃっていた。男子を産まなきゃいけないっていうプレッシャーっていうのは、これまさに男系男子のもたらすものであって、これは何も愛子さんだけではなく、養子縁組にした場合だって、そのご家庭が男子を産めっていうプレッシャーかかるわけですから、男系男子という、これを不動の原則だとし続ける限り、あらゆる皇族にプレッシャーがかかり続けることになる。だからまさに男系男子一筋というか、徹頭徹尾男系男子路線の矛盾が現れた発言、それをお認めになった発言だと受け止めました」と論評した。

 中曽根氏は29日、「『お子様』というべきところを『男性のお子さん』と言い間違えてしまった」と訂正している。

 小池氏はさらに皇室典範改正案について「どう考えてもだまし討ちのようなやり方をしている」と批判。最初のだまし討ちとして、衆参両院の正副議長が「立法府の総意だ」とまとめたことについて、「13会派中7会派しか賛成していない。私どもは反対を明確にした。総意ではない」とした。2つ目のだまし討ちとして、「全体会議で全く議論していなかった女性皇族の婚姻後の住民基本台帳法の適用っていう問題が出てきた」ことを挙げ、さらに3つ目のだまし討ちとして「養子の家庭に生まれたお子さんが男子であれば皇位継承資格を持つという、今まで何も議論しなかった中身が法案に盛り込まれてきた」とした。

 そして「全体会議の中では皇族数の確保の範囲でしか議論しないとやってきて、全体会議が終わって立法府の総意となったとたんに今度は皇位継承の話になった。これは許されないやり方」と批判し、読売、朝日、毎日など新聞各紙も社説で「賛否が分かれたり疑問が残ったりする中で、政府与党が数の力で推し進めてよい問題ではない」と指摘しているとし、議論のやり直しを主張した。

 別の記者が「愛子天皇、女性・女系天皇に進ませないという意思表示にも見えるが?」と質問すると、「私たちは誰を天皇にすべきという立場で発言しているわけでなく、あくまでも憲法に照らしてどうあるべきかという立場で言っている。だとすると男子に限定する理由はないという立場だ。ただこういうやり方は背景にあるのは男尊女卑的な考え方。そういったものが土台に、日本の歴史と伝統、そういったことが背景にあるのでは。天皇の制度は世襲で、平等の原則からは外れた世界の話なので、そこに直接的に男女平等の原則を当てはめるのは無理があるとは思っている。ただ男でなければいけないという今の仕組みを変えていくのは、社会全体での男女平等に貢献する改革になるのでは」と答えた。(ABEMA NEWS)

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(2枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る