30日、衆議院政治改革特別委員会が開かれたが、野党の欠席により開始が大幅に遅れる事態となった。衆議院の定数削減法案が与野党の合意がないまま審議入りしたことなどを受け、野党各党は「国会軽視だ」としてすべての国会審議を拒否している。 
 当初の開始時刻から13分遅れた午前9時43分、日本維新の会の美延映夫委員長が中道改革連合・無所属、国民民主党・無所属クラブ、参政党、チームみらい、日本共産党の所属委員に出席を要請したが得られず、再度出席を要請するため速記を止めた。
 
 約6分後の午前9時49分、静寂に包まれ空席が目立つ中、委員会が再開された。美延委員長は、野党各会派の出席が得られないためやむを得ず議事を進めるとし、衆議院議員の選挙制度改革及び定数削減に関する法律案を議題に供して質疑に入った。
 
 最初に指名された自民党の尾花瑛仁議員が「おはようございます」と挨拶すると、委員会室からは複数の声が返った。尾花議員は、本法案が今年2月の衆議院総選挙における自民党の政権公約に則ったものであると説明。昨年の法案への「定数削減ありき」との指摘を踏まえ、選挙制度改革と定数削減を一体とした理由をただした。
 
 これに対し、法案提出者である自民党の長谷川淳二議員は、本法案が1年以内に結論を得て法制上の措置を講じるものであると説明。定数削減を含む選挙制度改革を一体的に検討する点で、前回とは明確に異なると答弁した。
 
 続いて尾花議員が定数削減を行う必要性を質問すると、長谷川議員は、人口減少の見通しを踏まえた適正規模への見直しの必要性を指摘。地方議会で定数削減が進む一方で衆議院は見直されていない現状を挙げ、国民への約束を実行すべきだと述べた。
 
(ABEMA NEWS)