「麦わら帽子」猛暑で人気復活 300種類製造、売り上げ↑ ファッションとしても注目

「麦わら帽子」猛暑で人気復活 300種類製造、売り上げ↑ ファッションとしても注目
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 記録的な暑さが当たり前になりつつある日本で、日傘や半ズボンスーツなど、暑さをしのぐ装いが広がる中、“頭にかぶる”夏のファッションにも新たな変化が起きています。

【画像】140年にわたって“麦わら帽子一筋” 明治13年創業「田中帽子店」

「麦わら帽子」人気復活

暑さ対策として再び注目
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 全国的に平年より暑くなることが予想されている今年の夏。猛烈な暑さが増える見通しです。

 そうした中、暑さ対策として再び注目されているのが「麦わら帽子」です。

140年にわたって“麦わら帽子一筋”
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 番組が向かったのは埼玉県春日部市。明治13年創業の「田中帽子店」は、140年にわたって“麦わら帽子一筋”で営業を続けています。

埼玉・白岡市から
「見た目も涼しそうですしね」
「風が抜けるというか、涼しい」
「来ると2~3個買っちゃいますね」

 店内で販売する麦わら帽子は子ども用から大人用まで、その数なんと300種類。ここ数年売り上げは右肩上がりで、店主は“ブームが再燃している”と話します。

店主は“ブームが再燃している”と話す
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田中帽子店 6代目 田中優さん
「温暖化というのがキーワードのひとつ。天然素材が見直されているという2点が追い風になって、売れ行きが順調にきていると思っています」

かつてブームも…

多くの日本人男性が、夏場に「カンカン帽」をかぶる大ブームも
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 明治時代からコメやムギの生産地として栄えた春日部市。当時、多くの農家が副業として、麦わら帽子作りに励むほど需要は高く、昭和初期にかけては多くの日本人男性が、夏場に「カンカン帽(麦わら帽子)」をかぶる大ブームとなりました。

 その後、安くて大量生産できる、ポリエステル製の麦わら帽子が登場したことで、市内の製造工場は次々と閉鎖。今では田中帽子店の一軒のみとなりましたが、昔ながらの製法で麦わら帽子を作り続けています。

昔ながらの製法で、麦わら帽子を作り続けている
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田中さん
「(戦国時代に)真田家が考えたと言われている7本(の麦)を三つ編み状に編んだひも。非常に伸びるので、かぶった時に頭になじむ」

 “麦わらの真田紐(ひも)”を使い、帽子はつむじ部分からぐるぐるとミシンで縫っていきます。

手間暇かけて作られる…

 つむじ部分をきれいに縫う作業は非常に難しく、3年から5年の修業を積んだ職人の技術が必要だといいます。

湿気を飛ばすことで縫い目が締まり、丈夫な帽子になる
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 編んだ帽子は、乾燥した冬に「寒干し」の作業を行います。湿気を飛ばすことで縫い目が締まり、丈夫な帽子になるそうです。

 その後、専用の水圧機を使って「型入れ」します。形を整える前と後では、その差は歴然としています。

 検品作業で、はみ出した麦を丁寧にカットします。

 手間暇かけて作られた“天然素材の麦わら帽子”。売り上げが落ち込んだ時期もありましたが、今では年間2万個から3万個を生産するほどまでに回復しました。

「暑さ」対策だけでなく…

 見た目からは想像できない“意外な効果”も発見されています。

「紫外線対策としてすごく期待できる」
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FLALUグループ 皮膚科専門医
高田美子医師

「12センチほどつばがある麦わら帽子をかぶって測定した時、紫外線を約92%カットしたという実験データがあります。暑い夏に無理をして(UV100%カットの)蒸れるものを使って、暑い思いをして嫌になっちゃうよりは、通気性が良くて紫外線もカットできる。麦わら帽子は、この先の紫外線対策としてすごく期待できる」

 「暑さ」や「紫外線」対策だけでなく、ファッションとしても人気です。

東京から
「三つ編みの麦わら帽子をインスタグラムで見て、絶対この三つ編みがほしい。きょうはこれをお目当てにきました。そしたら、すごいかわいいのがあった」

「おしゃれは足元で始まって頭で終わる」
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田中さん
「祖父から言われているのが『おしゃれは足元で始まって頭で終わる』。最後に飾るのを、麦わら帽子を選んでいただけたらな」

(2026年6月30日放送分より)

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