
全国的に書店の数が減り続けるなか、かつてライバル関係だった書店と図書館が手を組む動きが広がっています。
【画像】図書館が地元の書店で本を購入 利用者からの注文も受け付ける
書店と図書館 逆境にタッグ
20代
「本は読むとしてもスマホで、そもそもあまり読まない」
30代
「書店がなくなるのは、ちょっと嫌だな」
全国の書店は2020年度には1万2300店舗ありましたが、この5年で1万店を下回りました。
厳しい経営環境が続くなか、書店では生き残りをかけた新たな取り組みが始まっています。
東京・町田市の「久美堂」は、店内で図書館の本の受け取りや返却ができる独自のサービスを始めました。
対象となるのは、市内8つの図書館などで借りられる本や雑誌です。
利用者は図書館のホームページから本を予約すると、準備ができた時点で連絡を受け、この書店で受け取れます。
返却も店内のカウンターや入り口の専用ポストに入れるだけです。
書店に来た人
「良いことだと思います。利便性向上ですしね」
購入につながるケースも
かつて書店と図書館は、読者を取り合うライバルとも言われていましたが…。
久美堂 千葉義勝専務
「図書館がベストセラー(本を)大量に購入して貸し出し、書店の売り上げ減少との声が大きくなった時期もあったが、お互い競争関係ではなかなか読者は増えていかない」
気になるのは、図書館の本を貸し出すことで、書店の売り上げは“落ちない”のか?という点ですが…。
千葉専務
「部門でいうと、学習参考書や児童書では売り上げ(1~2割)増に」
図書館で借りた本をきっかけに、購入につながるケースが増えているといいます。
図書館が地元の書店支える
一方、図書館が書店を支える動きも広がっています。
福島県白河市の図書館では地元の書店で本を購入しているほか、利用者が買いたい本の注文を受け付け、書店につなぐ取り組みを行っています。
白河市立図書館 中沢孝之館長
「大切なのは“地元の書店を使う”ということ。予算を地元におろして、地元の書店が納入してくれる。全部が地元でまわっていく形がある。図書館で出会った本を手元に置いておきたいという“本との出会い”の場所提供も(図書館としては)メリット」
(2026年7月1日放送分より)
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