
2日、新たな台風9号が発生しました。
【画像】九州5県に『線状降水帯』河川の氾濫で建物が浸水被害 今後も土砂崩れ警戒
九州5県に『線状降水帯』
梅雨前線の影響により、九州5県で、5回、線状降水帯が同時多発的に発生。川の氾濫や土砂崩れなどの被害が相次ぎました。
2~3時間以内に危険な状況になる可能性が高いとして新しく運用が始まった『線状降水帯直前予測』。
気象庁は、2日午前0時39分、佐賀県南部に線状降水帯が発生したと発表。発生は『線状降水帯直前予測』の発表からちょうど2時間後でした。長崎県北部には、1日午後9時38分に『線状降水帯直前予測』を発表。この3時間後に線状降水帯が発生しました。
河川氾濫 温泉旅館が浸水
熊本県小国町を流れる筑後川。普段は、穏やかですが、1時間に73.5ミリという非常に激しい雨に見舞われ、川と道路の境が崩壊。午前3時50分、避難指示を発表する目安となる水位に達。その後、一時、『レベル5氾濫発生情報』が出されました。
近くの温泉旅館は、床上浸水の後片付けに追われていました。
葉隠館 権藤芳春代表
「予報では午前3時ごろ、雨がくると予報されていたので、水が増えるかもと話していたら、バタバタと(水位)上がってきた」
土砂崩れは小国町で8件、避難指示は県内の1万人以上に出されましたが、けが人はいませんでした。
出荷前に…農業用ハウス直撃

福岡県・久留米市では、骨組みだけになった農業用ハウスなど、20棟以上が被害を受けました。気象台は、竜巻の可能性もあるとしています。
変形した骨組み。農業用ハウスではコマツナが、出荷の直前でした。
被害にあった農家
「ここだけではなく、ビニールが破れているところなど、いろいろある。中東情勢も重なり、ビニール系の資材が入ってこず、それも心配。(Q.きょうはどんな作業を)きょうはもう…何もできないです」
九州以外でも、梅雨前線がかかる地域では、非常に激しい雨が降ったところもあります。滋賀県大津市では、住宅のすぐそばで土砂崩れが発生。10メートルに渡って崩壊し、道をふさいでいました。
連日の雨で“大きな岩”が…
土砂崩れは、関東でも。
千葉県鴨川市の旅館や住宅が立ち並ぶ地域。その住宅の斜面が崩れました。高さ10メートル、幅10メートルほどの範囲で崩れ、家屋の被害こそなかったものの、重さ約2トンあるという岩が、ゴロゴロと落ちていました。
住人
「午前7時10分過ぎぐらいにズルズル滑ったような音が聞こえて。息子も2階からすっ飛んできて、『崩れた』と。木が倒れてきたのかなぐらいだったけど、こんなの(岩)が落ちてくるとは思わなかった」
鴨川市内の積算雨量は、1日までに平年の3倍以上となる243.5ミリでした。
土砂崩れは、降り続いた雨によって、地盤が緩み発生したとみられています。
関東では、台風の影響が遅れて現れる一方で、九州では、週末にかけて再び雨が強まる予報で、引き続き、警戒が必要です。
