
静岡県熱海市の土石流災害から5年。28人が亡くなり、いまも12世帯25人が避難生活を送っています。
土砂が流れ下った川の復旧工事は、来年3月に終わる予定です。
原因とされる“違法な盛り土”は、規制の約3倍の高さだったとされています。

あの日起きたことをどう受け止めるのか。
大切な家族を失った遺族の間には、わだかまりが残っています。

夫を亡くした小川慶子さん(75)
「人災じゃなくて何ですか。盛土があったんですよ。盛土というのは人間の仕業ですよね。一番、肝心な人災ということを業者も行政も認めてほしい。それがないと私たちは何にもない」

娘を亡くした小磯洋子さん(76)
「皆さん『未曽有の災害』と言いますけど、災害じゃなくて事件じゃないですか。行政は、第一の仕事が、住民の命と財産を守ること。人ごとのように『災害、災害』と言われても、あなたたちのせいじゃないですかと強く、いま思った」
遺族らは、県・熱海市・土石流発生時の土地所有者と発生前の所有者を相手どり、約70億円の損害賠償を求めています。しかし、4者はいずれも法的責任を否定しています。

母親を亡くした瀬下雄史さん
「5年という数字は区切りが、響きがあるのかもしれないけど、私にとっては、まだ道半ば。裁判もまだ終わっていないし、そういった意味では、何ら区切りになるというタイミングではない」
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