
食べられる芸術として注目されるパフェ。今回は初夏にオススメのパフェを、素材・コストパフォーマンスなどあらゆる観点で調査しました。
日本文化のパフェは“食べられる芸術”
日本在住歴15年で1年に食べるパフェの数は「500本」のラウラさんが初夏におすすめのパフェを厳選しました。
ラウラさん
「パフェは海外文化と思われがちなんですけど、実は日本文化なんですよ」
佐々木若葉アナウンサー
「え?そうなんですか?」
ラウラさん
「そうなんですよ。パフェは食べられる芸術」
佐々木アナ
「食べられる芸術?初めて聞きました。すごい言葉ですね」
まず、訪れたのは、東京・自由が丘にある「ONIBUS COFFEE」。期間限定で楽しめるのが、産地と素材にこだわったフルーツパフェです。
patisserie code
ヘッドパティシエ 山中浩平さん
「お待たせしました。善兵衛農園の柑橘とみかんの花のパフェです」
ラウラさん
「層構造になっているのが日本パフェっぽいデザイン。すごくきれいな層構造になっていますよね?5つの味が全部楽しめるのがポイント。甘味と酸味、塩味、苦味、うま味が全部入っています」
和歌山の200年以上続く農園の柑橘(かんきつ)を題材にしたパフェ。果肉だけではなく、ソルベ、ハチミツ、さらに皮や花、新芽まで、柑橘づくしの一品です。
佐々木アナ
「可愛い、きれい!爽やか!まず、柑橘のさわやかな酸味がふわっと広がって、徐々に花のメレンゲが溶けて、甘味が広がる。このひと口でいろいろな味が口の中いっぱいに広がっておいしいです」
ふた口目は、さらに奥へ。
「ん~!味が変わりました!柑橘の皮の部分のような苦味もあって奥深い」
ラウラさん
「柑橘の旅をしているような気分ですよね」
佐々木アナ
「このひと口でどんどん違う国に行っているような。すごい楽しい!」
山中さん
「こだわりは善兵衛農園の柑橘の素材を詰め込んだパフェ。日本のシチリアのような風景、いろいろな柑橘が植えられています」
ラウラさん
「職人の魂がすごく感じられますね。日本人は完璧なところから、もっと完璧にしたい欲というか職人気質がある。それがまさにパフェの世界でも」
マンゴー丸ごと2玉
続いて、田原萌々アナウンサーが向かったのは東京・豊洲。フルーツピークスでは、フルーツを丸ごと使ったパフェが楽しめるといいます。
田原アナ
「私も甘いもの、フルーツが大好きなので、このロケをすごく楽しみにしてきました」
「高さ、私の顔以上あります」
登場したのは「Mango Holic ~マンゴーに夢中~」。値段は8800円です。その理由は…。
フルーツピークス豊洲セイルパーク店 斎藤店長
「ひと皿にマンゴーが2玉分、丸ごと使っておりまして」
田原アナ
「え?2玉ですか?」
そのうちの一つは、1玉5000円ほどで販売されている宮崎産の「太陽のタマゴ」。値段にも納得の一品です。
「ん~!すごく濃厚です。おいしい!太陽のタマゴはねっとり濃厚で、アップルマンゴーは少しだけ酸味があってさわやかな感じです。太陽のタマゴとアップルマンゴーを交互に食べられるパフェだからこそ、最後まで飽きずに食べられるっていう、もう素晴らしい味です。なんとぜいたくな、たまりません」
さらに掘り進めると、チョコチップクリームやマンゴーアイスとの組み合わせも楽しめます。
1000円台で食べられるパフェ
コストパフォーマンスの高さが魅力の1000円台で食べられるパフェ。訪れたのは「ザ・キタノホテル東京」です。厳格な審査基準が設定され、その土地ならではの伝統と美食を味わえる「ルレ・エ・シャトー」に東京のホテルで唯一加盟しています。
ラウラさん
「ここはラグジュアリーホテルなのにパフェが1000円台という驚きの価格」
出てきたのは、茶室をイメージしたカフェらしい器に入ったパフェです。
佐々木アナ
「きれいですね。これがパフェなんですね。この形のパフェを初めて見ました。なぜこの器にしたんですか」
ザ・キタノホテル東京
シェフ・パティシエ 伊東友一さん
「ティーラウンジ佳風が茶室をイメージしたカフェ、お茶を飲むように」
ラウラさん
「中に何が入っているか見えない分、すごくワクワク感が増します。宝探しみたいな気分」
掘り進めると、抹茶のわらび餅や抹茶アイス、さらにシリアルのザクザクとした食感も楽しめます。
「パフェの魅力の一つで、いろいろな食感の素材が楽しめる。ずっと変化していく構成」
ドリンクと楽しむファミレスのパフェ
続いて訪れたのは…。
ラウラさん
「ロイヤルホストは日本のファミリーレストランの中でもトップクラスにおいしいのでぜひ紹介したい」
登場したのは「メロン&ココナッツのブリュレパフェ」。この大きさで値段は1738円です。
佐々木アナ
「うわ~すごくきれい。こんなに大きいんですね。こんなにたくさん層になっているんですね。ブリュレとメロンが乗っかっています。メロンとココナッツを一緒に食べたことがなかったので、合うのかな?と思っていたんですけど、もう相性抜群ですね。どっちの甘みも生かされていて、ミントが入っていて最後までさわやか」
ロイヤル商品本部 清水涼子さん
「ロイヤルホストのパフェは下に進めば進むほどすっきりとした味わいになっています。お客様が『また食べたい』『また来たい』と思っていただけるような設計にしております」
ラウラさん
「だから私もリピートしちゃっている」
ほかにも、サクサクとした食感のタイムビスケットや、エルダーフラワー風味のゼリーなどを重ねて、芳醇(ほうじゅん)なメロンの甘みを引き立てています。ラウラさんのおすすめの楽しみ方は、ドリンクとの組み合わせです。
「ドリンクペアリングをそれぞれのパフェに提案してくださっている」
ロイヤルホストのドリンクバーには、多くの紅茶やハーブティーがあり、パフェごとに一番合うものを提案しています。ラウラさんが食べているメロンのパフェには、ダージリンです。
「ん~、確かに合う。メロンとダージリンのハーモニーが素晴らしい」
梅雨限定のあじさいパフェ
最後に訪れたのは、東京・世田谷区にある「ラトリエ ア マ ファソン」。ラウラさんが、日本パフェの革新者としてすすめる店です。
ラウラさん
「アトリエ ア マ ファソンのシェフは日本のパフェの進化にすごく貢献しています。日本のパフェの歴史を語るうえでは欠かせない存在です」
出てきたのは、例年、梅雨が明けるまで提供されている「紫陽花のグラスデザート」。雨やアジサイ寺をモチーフに作られています。
佐々木アナ
「アートですね、ん~、これは芸術だ。すごい、雨のしずくまで!」
ラウラさん
「無言になりますよ。毎回感動します。このパフェはストーリー性があって、アジサイを鑑賞する時の体験を思い起こしてくれる」
佐々木アナ
「私はどんな体験を思い起こすことができるのかワクワクしてきました」
ラウラさん
「みんな体験が違うので感じることも違うから、それも楽しみの一つですよね」
佐々木アナ
「アジサイの部分を…きれいです。ん~いろいろな香りがします。シソ?」
L’atelier a ma facon 森郁磨オーナー
「誰がどう見てもアジサイでしょ?というところまで突き詰めて取り組んだ。梅雨とかアジサイという味はないじゃないですか、なので、それをどう表現するか。この時期だと、シソ、大葉がいっぱい実っている」
アジサイの花びらの部分は、天然の花を使い、酸度や糖度を変えてジュレの色の濃淡をつけているといいます。さらに食べ進めると、食感にも変化がありました。
佐々木アナ
「ん!また食感が変わりました。お寺の丸砂利みたい。一歩一歩歩いてジャリジャリみたいな。雨上がりの独特の香りがする中を歩いていくみたいな気持ちに」
ラウラさん
「まさにそれです。アジサイ寺の玉砂利をイメージしたじゃりじゃり感が入っています」
その玉砂利の正体は、和菓子の食材、道明寺粉を焼いたものです。さらに、森さんは店のSNSで、あえて真上からの写真を見せるという手法も編み出しました。
森オーナー
「一番上に表情を持たせることが比較的僕は多くて、あとは全部の情報を伝える必要はないかなという今のSNSの背景もありますし、そこから先はぜひ来てください」
2品目に出てきたのは「モネの睡蓮」を思わせるパフェ。初夏のパフェは、味だけでなく、見た目や物語まで楽しむ“食べられる芸術”として進化しています。
佐々木アナ
「煎茶や大葉、青リンゴなど緑色の食材を使って、さっぱりとした味わいで本当においしいです!」
(2026年6月26日放送分より)
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