<ドジャース 3-4 ロッキーズ>現地時間7日(日本時間8日)、ドジャースタジアム
7日、ドジャースの大谷翔平選手(32)はロッキーズ戦に1番・指名打者として出場し、第1打席に今シーズン20号となるホームランを放ち、日本選手初のMLB通算300号に到達した。
■前人未踏の300号ホームラン
大谷は初回第1打席、ロッキーズのマイケル・ロレンゼン投手の3球目を捉えるとセンターバックスクリーンへ運び、今シーズンの第20号となる節目のホームランを放った。
これにより、大谷は6年連続でホームラン20本以上を記録したことになる。
そしてこのホームランは、MLB通算300号という記念すべきホームランにもなった。
日本選手メジャーリーガーが通算300号に到達するのは初めてのことで、また一つ新たな記録を打ち立てた。
また、試合後にドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「間違いなく、将来的に500本塁打は達成できると思っています」と今後の活躍に期待を寄せた。
■大谷翔平 歴史の始まり
大谷のメジャーリーグへの挑戦は、エンゼルスでの2018年シーズンから始まった。
それまで5年間所属していた北海道日本ハムファイターズを離れ、二刀流の先駆者ベーブ・ルースを輩出したMLBでプレーをするのだ。
待望の瞬間は2018年4月3日に訪れる。
春季キャンプでは13試合で本塁打0、打率.125、OPS.347と振るわなかった大谷に対して、アメリカのメディでは「マイナーリーグで調整すべき」など大谷の成績を懸念する声もあった。
しかし、本拠地であるエンゼルスタジアムのデビュー戦に8番・指名打者として出場すると、第1打席にジョシュ・トムリン投手からメジャー初の3ランホームランを放ち、その懸念を自らのバットで払拭してみせた。
メジャー恒例の「サイレント・トリートメント」と呼ばれる、初本塁打を打った選手がベンチへ戻ってきても一時無視をし、後に盛大に祝うというセレブレーションを受けている姿を記憶しているファンも多いのではないだろうか。
■相次ぐ怪我やコロナ禍 逆境を乗り越え満票MVPへ
鮮烈なデビューを果たし、順調にスターへの階段を上がっていったように思える大谷だが、その道のりは順風満帆とは言い難いものだ。
2018年10月に右ひじ靭帯の再建手術、2019年9月に左ひざの手術、2020年8月に右ひじ付近の屈筋回内筋の損傷や、同年の新型コロナウイルスによる短縮シーズンなどの影響もあり、ホームランの数は伸び悩んだ。
しかし、それらの逆境を乗り越えて2021年にはホームラン46本、投げては9勝という活躍で、自身初のア・リーグMVPに満票で選ばれる。
メジャーのMVPに日本選手が選出されるのは2001年のイチロー以来、20年ぶりの快挙だ。
また、メジャー史上初めて二刀流でオールスターに出場し、日本選手として初めてホームランダービーにも出場するなど、多くの記録を作り上げたシーズンとなった。
そしてメジャー5年目の現地時間2022年5月14日、アスレチックス戦に3番・指名打者として出場した大谷は、5回の第3打席にアダム・オラー投手から2ランホームランを放ち、メジャー通算100号に到達した。
日本選手がメジャー通算100号に到達するのは、175本の松井秀喜、117本のイチローに次ぐ3人目の快挙だ。
メジャー7年目からドジャースへ移籍した大谷は、さらに記録を作り上げていく。
現地時間2024年7月13日、タイガース戦に1番・指名打者として出場し、5回の第3打席にケイデル・モンテロ投手からソロホームランを放ち、メジャー通算200号に到達した。
日本選手がメジャー通算200号に到達したのは初めてのことで、歴史的快挙だ。
さらに、投打二刀流の先人として比較されることの多いベーブ・ルースは、出場817試合で通算200号に到達していたが、大谷はそれを超える809試合での200号到達となった。
■そして伝説へ
これから先、一体どこまで記録を伸ばし続けてくれるのか。
今後の大谷のさらなる活躍に期待が膨らむばかりだ。
