
シニアの間では自分が生まれた年に作られた「生まれ年時計」として、外国人観光客の中ではきれいで安い「ジャパンユーズド」として、日本のヴィンテージ腕時計が人気となっています。
中古の腕時計が海外で人気
アメリカから来た人(21)
「今もセイコーの時計をつけていますが、きょうはカルティエとグランドセイコーを探しに来ました」
ポーランドから来た人(30)
「日本の時計はクオリティーが最高です」
中古の腕時計を販売する店には、次から次へと外国人が入っていきます。
お目当ては日本のヴィンテージ時計です。
腕時計を巡っては、セイコーが6日から一部商品を43.7%、値段にして385万円値上げするなど、高級路線を中心に高騰しています。
そんななか、円安以外にも製品そのものやメンテナンスへの信頼が厚く、日本の“モノを大切にする文化”が評価されています。
ファイアーキッズ 佐藤和男代表
「日本人のものづくりの魂ですから、徹底的に磨き抜いた技術、品質へのこだわりが込められていますので、外国人の方は『こんなに良いものがこんなに安く、信じられない』となります」
この店では、25万円から60万円前後が中心の「グランドセイコー」や10万円から30万円前後が中心の「シチズン」の実用的でレトロな名機が、特に人気だといいます。
「(外国人の購入で)圧倒的にナンバーワンはセイコーです。ズバリ、オメガの2倍。オメガとロレックスを足しても、まだセイコーの方が多いはずです」
昨年度後半の販売数は前半の1.5倍に急増しました。なかでも、外国人が1.7倍と大きく伸びています。
「日本でトランジットして、ファイアーキッズで時計を買って目的の国に行く。そのためだけにトランジットする方もいるくらい」
特別な「生まれ年時計」
ヴィンテージ時計の人気は外国人だけにとどまりません。というのも、今、「生まれ年時計」を持つ人が増えているのです。
常連客(59)
「自分の生まれ年は2本持っています。これには負けないで生きていなきゃダメかなと」
常連客の男性は2年ほど前に20万円前後の国産とスイスの腕時計を買ったといいます。
佐藤代表
「生まれ年は誰にとってもスペシャルな年ですから、自分と同じだけの時を歩んだ時計、これを見つけて自分もこれからも頑張っていこうと。両親のために買った生まれ年の時計が引き継がれて、自分の子どもに引き継がれていくという、そんなストーリーを考えて買った方も先日いました」
(2026年7月9日放送分より)
この記事の画像一覧
