アメリカ・イランの停戦覚書はすでに「決裂」した? トランプ大統領は「もう関わりたくない」と疲れ? 今後の動向を分析 ニュース解説 2026/07/09 21:46 拡大する 先月、アメリカとイランの間で戦闘終結に向けた14項目の覚書が交わされたが、現在、両国は再び激しい戦闘を再開している。なぜ、再び戦火が交えられているのか。激化するイラン情勢の背景と、その裏で注目を集めるトランプ大統領の動向について、テレビ朝日外報部の大原武蔵記者が解説した。 大原記者によると、現状は「はっきりと決裂したとは言えない状況」ながらも、覚書の各項目は完全に棚上げ状態にあるという。第1条に掲げられた停戦は履行されず、第5条のホルムズ海峡の再開どころか、イラン側が「再びアメリカから攻撃を受ければ海峡を完全封鎖する」と警告していたにもかかわらず、既にアメリカ側からの攻撃がなされた。さらに、第6条に定められたイランの石油・石油化学製品の制裁一時停止についても、米財務省がその方針を取り消して近く制裁を再開する発表を行うなど、超えてはならない一線(レッドライン)に触れかねない危機的な状況が続いている。 続きを読む