選択的シングルマザー(46)“精子提供を受けた出生”を伝える絵本を作ったら→当時5歳の娘が見せた“予想外の反応”

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■「元夫の精子提供」受けた出自を娘にどう伝える?“真実告知の思い”を絵本に

 「選択的シングルマザー」として8歳の娘を育てる、カメラマンのジュリワタイさん(46)。30代前半の既婚当時、子どもを望む彼女に対し、当時の夫は後ろ向きだった。そんな中、35歳で「卵巣機能の低下により、出産へのタイムリミットが迫っている」と診断される。

 あらゆる妊娠の可能性を模索するも、相談した病院からは「顕微授精は法的な婚姻関係にある夫婦に限る」と告げられ、出した答えは、元夫に精子を提供してもらい、「1人で産み育てる」という「選択的シングルマザー」になる覚悟の決断だった。

 そんなジュリさんは出産直後から娘を必死に育てる中で、ふと「この子の出生についての経緯を(娘本人に)どう説明していけばいいんだろう」と考え始めたという。「必死に生きていたものですからちょっと抜け落ちていまして」(ジュリさん、以下同)

 ジュリさんが徐々に意識し始めた「娘に出自をどう伝えるか」という問題。調べていく中で、非配偶者間人工授精(AID)で生まれた当事者の本を読み、「出自を後から知って深く傷ついた」というケースを知る。

「出自を隠さないでほしいという内容だった。『あっ』と思って、学ばなければいけないと思った」

 精子の提供を受けたことを娘に言わないという選択肢はない。手探りで調べる中、ジュリさんは一つのアプローチに辿り着く。

「出生の真実告知をすることを『テリング』という言い方もあるみたいなんですけど、主な手段としては、絵本を使って、物心がはっきりとつく前から出生の話を子供にしていくという方法があるんですね」

 里親の人や卵子の提供を受けた人などが使う出生告知の絵本。それを自身の娘にも1歳ごろから読み聞かせるように。やがて、娘が5歳の時に精子提供を受けて授かったまでの思いを、自ら1冊の絵本にするに至った。

「赤ちゃんを作るためには、男の人と女の人から命のかけらを取り出して組み合わせなければなりません」(絵本の一節より)

「『ほしぞらのおくりもの』というタイトルで作ったんですけれど、うちは女の子なので、女の子が主人公で、ママから『◯◯ちゃん』へ(名前が書き込める)という。『いのちのかけら』という風に精子のことを書いているんですけれども、かけらとかけらが合わさって星になってお腹に来たよと。子どもにわかる言葉で書くのが大事だと思って。そして『◯◯ちゃん』のことが大好きだよという内容になっています」

当時5歳の娘に自作絵本を読み聞かせ→娘が“初めての経験”後に取った行動は
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