■着物警察化する背景は?「花見に桜柄はNG」に見る”他者視点”
今では着物警察ではなくなり、着物の着こなしやその良さを発信するtomekko氏。過去を振り返り、着物警察化してしまう1つの要因として「他者からの視点」という考え方を上げている。
着付けや季節などのルールとは別に、着物の着こなしには「粋な作法」が存在する。
例えば、夏真っ盛りの時期に、冬のモチーフの「雪輪柄(雪の結晶を描いた柄)」を取り入れる着こなし。tomekko氏によると、その姿を見た人の目が涼むように気配りだという。
また、花見の席で桜柄や花柄をあえて着ていかないのは、「実物に勝るものはなし」と花に遠慮する粋な気配りと考えられるという。
こうした考え方は「他者から景色全体を見た時に調和しているかを客観的に捉える考え方」であるといい、日本の着物の楽しみ方の1つだ。ただし、これが少し行き過ぎてしまうと、「人からどう見られるかを気にしすぎて、人の着こなしにも目が厳しくなってしまうのではないか」と分析している。
(『わたしとニュース』より)
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