「不思議の国ニッポン」法学者が指摘…イギリス王室との決定的な違い
番組内では、ヨーロッパなど海外の王室との違いにも注目。オランダを公式訪問された天皇皇后両陛下が再会した愛子さまと同世代のアマリア王女は、現在王位継承権1位。海外の王室では、男女の区別なく長子が王位を継承する国も多い。
この現状について、谷口氏は、「『不思議の国ニッポン』と見られていることには間違いない、伝統ってなんですか?っていう話なんですよ」と指摘。日本の皇室典範がかつてイギリスの「ロイヤルアクト(王位継承法)」を模倣して作られた歴史に触れ「本家本元であるイギリスは、ウィリアム王子の結婚を機に、女の子であれ男の子であれ、第一子に第1位の継承権を持つように(王位継承について)現代的な改正を行った。お手本にしていたイギリスが時代に合わせて変えているのに、日本は『うちは関係ない』という態度を取っている。都合のいい解釈しているように見えてしまう」と苦言を呈した。
さらに谷口氏は、日本も批准している「女性差別撤廃条約」にも言及。「この条約には『伝統や慣習の名のもとに差別を温存してはならない』(条約第2条・第5条)という規定があり、国連女性差別撤廃委員会からも日本の皇室典範における男系男子継承についても懸念が示されている。それを完全に無視するような態度は、国際的な条約を日本が守らないという意思表示とも取られかねない。日米安保条約も関税条約も女性差別撤廃条約も、国際的な条約という意味では同じ」と、日本のちぐはぐな姿勢が国際社会に与える印象に懸念を示した。
「伝統か、男尊女卑か」海外メディアが指摘する皇室典範改正に潜む性差別問題
