
関東を中心に各地で発生した記録的な大雨は夜になっても降り続きました。栃木県の足利市や佐野市は18日未明、大雨で危険が高まっているとして市内の一部に警戒レベル5の緊急安全確保を発令しました。
栃木県にレベル5緊急安全確保発令
17日、日付が変わる直前の群馬県前橋市。何台もの車が走っているのは、もはや「道路」というより「川」です。撮影者によると、この後、通行止めになったそうです。
同じ群馬県内の太田市でも…。映像は音声は入っていませんが、車がはね上げる水しぶきが窓を超える高さまできています。
18日未明、足利市では水につかった車が何台も止まったままの状態になっています。
地元住民
「(Q.避難する間もなく水が来た?)そうです。浮き上がって」
「(Q.1階のほうは?)1階はもう全然ダメですね」
女性が顔を出しているのは2階です。
「水が引いてからどうしよう。車ももうダメだろうし」
家の近くに止まっている車は、タイヤの半分近くまで水につかっていました。
鉄道の線路では、作業員が無線を使いながら、点検のようなものをしています。
栃木県佐野市内を流れる「旗川」。県によると、午前0時ごろ、「氾濫発生水位」を超えたということです。佐野市と足利市には、警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令されました。
道路が川のように
東京など、各地に被害をもたらしたゲリラ雷雨。
関東北部では、夜遅くまで雨が降り続けました。
30センチほどはあるでしょうか、道路が冠水しています。その約4時間前の17日午後5時ごろ、栃木県足利市。スマートフォンに警告音が鳴ります。
突然の雷と激しい雨。あっという間に道路は冠水しました。
冠水している交差点ではハザードランプをたいて車が2台止まっています。動けなくなってしまったのでしょうか。
立ち往生した車の運転手は、「みんな通っていて私も大丈夫かなと思って。いきなりアクセルが踏めなくなってエンジンが止まった」と話しました。
都内では昼から…。
午後1時すぎの東京・八王子。道路が冠水し、川のようになっていました。駅前の交差点では、交差点を歩く人のひざ下まで水がつかり…。マンホールから水が噴き出します。
盆踊り中止に
朝から各地で突如湧き出した雨雲。昼ごろになると関東の広い範囲で雨雲が発達し、激しい雨や雷をもたらしました。
川崎市でも、交差点に大量の水が。車は波を立てながら進んでいきます。
横浜市日吉では、1時間に65ミリの非常に激しい雨を観測しました。大学構内は、くるぶしの高さまで浸水し、マンホールからは水が噴き出しています。
雨は上がりましたが、段差を埋めるプレートがずれてしまっています。中には道路の真ん中付近まで流れてきたものもあります。
当時の様子を捉えた防犯カメラの映像です。雨が降り始めて30分ほど。徐々にプレートが流され始めます。その後も道路上を行ったり来たり。
近隣住民
「私の車の前の車止めはこの色じゃなくて、あれ」
「(Q.(今は)黒っぽくなっている)ということは移動してきた」
近くの小学校では、夜に行われる祭りの準備が進められていました。
午後5時、予定通り祭りが始まりましたが、また降ってきました。
時間をかけて整えたグラウンドが再び水浸しに。祭りのメインだった盆踊りは中止になりました。
土砂崩れで住宅倒壊
18日午前0時すぎの前橋市。住宅の近くの道を水が激しい勢いで流れていきます。撮影者によると、「前橋でこんなに雨が降るのは初めて」だそうです。
17日から18日明け方にかけて、栃木県と群馬県では記録的な大雨になりました。
1時間に降った雨の量は、群馬県桐生で72.5ミリと、観測史上最大になっています。国道50号も冠水してしまって、この状態。
運転手が国道を迂回(うかい)するため峠のほうに向かうと、土砂崩れが起きたのか、だんだんと路面の状態が悪くなり、そこから先は進めなくなっていました。
足利市小俣町では17日午後10時ごろ、「建物が倒壊している」と119番通報がありました。
警察や消防によりますと、山の斜面の土砂が2階建て住宅の1階部分に流れ込み、建物が倒壊しました。これまでに、けが人は確認できていませんが、この家には高齢夫婦が住んでいるとみられ、いずれとも連絡が取れていないということです。土砂に巻き込まれた可能性もあるとみて、警察と消防が捜索を続けています。
足利市では17日、3時間で128ミリの雨が降り、観測史上最大となっていました。
(2026年7月18日放送分より)
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