
スルメイカが歴史的な不漁となっています。仕入れがままならない中、別のイカに熱い視線が注がれています。
【画像】透き通るような身がそのまま活け造りに…「アオリイカ」好評
不漁の原因はマグロ?
つやのある白い身が特徴のスルメイカのお刺身。いただいてみると、とても歯ごたえがあって、甘くておいしいです。
都内の飲食店ではこの日、スルメイカの刺身が去年より1割高い、1人前1320円で販売されていました。活け造りは一杯3820円と、これまでで最も高い価格です。
田無漁港直売所 早津茂久社長
「クロマグロがスルメイカ大好きなんですよ。漁獲枠に達してクロマグロをとらないから、クロマグロがスルメイカを食べちゃう。その結果、スルメイカが少ないと漁師さんから聞いている」
「アオリイカ」好評
スルメイカの不漁で、仕入れることすらできない日も増えています。代わりに提供しているのが、アオリイカです。
早津社長
「きょうの朝とれたばかりのアオリイカでございます」
アオリイカは暑さに強く、今年は7月に入ってもとれています。
注文が入ると、新鮮なアオリイカを水槽から取り出します。透き通るような身が、そのまま活け造りに。
70代
「歯ごたえ抜群、甘みもある。やっぱり生きているって感じ」
スルメイカに比べて割高ですが、味わいが良く好評です。
海水温上昇の影響も
歴史的な不漁が続くスルメイカ。2000年には、33万トンあった漁獲量は年々減少し、去年はわずか2万7400トンでした。
近畿大学 有路昌彦教授
「海水温の上昇・分布の変化が一番大きいのではないかと。どうして壊滅状況になっているのか、詳しく分かっていない。おそらく初期の発生条件が非常に悪い」
スルメイカの産卵場所、東シナ海の水温が下がらず、生育環境に悪影響を与え、スルメイカが激減している可能性があるといいます。
「資源量が今のレベルを維持することは、可能性としては十分ある。ここから増えるかどうかは資源管理と海洋環境次第。正直なところ、断定できる要素はあまりない。すべての魚が厳しい状態。大事に食べてほしい」
(2026年7月21日放送分より)
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