沈没から82年…旧日本海軍の軽巡洋艦『長良』 潜水調査で初めて撮影に成功

沈没から82年…旧日本海軍の軽巡洋艦『長良』 潜水調査で初めて撮影に成功
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旧日本海軍の軽巡洋艦『長良』
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82年前、熊本県天草沖で、アメリカ軍の潜水艦によって撃沈された旧日本海軍の軽巡洋艦『長良』。21日、有人での潜水調査が行われ、その姿を撮影することに初めて成功しました。

【画像】沈没から82年…旧日本海軍の軽巡洋艦『長良』 潜水調査で初めて撮影に成功

長良は、ミッドウェー海戦やソロモン海戦を戦い抜きましたが、1944年8月7日、アメリカ軍の潜水艦の魚雷によって撃沈されました。

沖縄から鹿児島に疎開した人たちを運び終え、佐世保に帰還する途中でした。犠牲になった乗組員348人。

『長良』の生存者
「当直の兵が突然、『鯨、鯨』という。指を指す方向を見ると、黒いものが水しぶきをあげていた」

鯨と見間違えたのは、魚雷でした。

『長良』の生存者
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『長良』の生存者
「艦体に強い衝撃があった。気がついたら、真っ暗な水の中であった。故郷、育ててくれた伯母のことなどを思い出した。特に心残りなことは無い。案外、平静であった」

21日午前11時過ぎから潜水調査を開始。アンカーを打ち込み、いよいよ潜水です。

『長良』艦長の孫 西中誠一郎さん(61)
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『長良』艦長の孫 西中誠一郎さん(61)
「八十数年前、この海が戦場だったと感じます。感じるというか、思いをめぐらせました」

目標は水深100メートル。20分ほど潜っていくと、82年間、海底に沈んでいる長良の船体。約10分間の撮影でした。

長良の船体
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水中探検家 伊左治佳孝さん(37)
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水中探検家 伊左治佳孝さん(37)
「これ砲塔かと思ったんですが、マストが倒れたものか砲塔か、ちょっとわからない。これ船の先端側ですね。船ということがわかりやすいのではないでしょうか」

遺族の思い
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今回、「海軍の軍人として船と一緒に眠っている。そのままの状態で慰霊をしてほしい」という遺族の思いに配慮し、遺骨や遺品の回収は行われません。ただ、撮影された写真は、遺族に配られるそうです。

『長良』艦長の孫 西中誠一郎さん(61)
「海中遺跡がいたるところに日本、太平洋上あるわけですよね。潜水することが、すべてではないと思いますが、何で、この人たちが死ななくてはいけなかったのか。なぜ、沈没しないといけなかったのか。船と家族はどうなっているのか。ちゃんと思いを致すのが、戦争を記憶することではないかと強く思いました」

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