睡眠導入剤を大量不正入手か 適正量の20倍8000錠 転売?不審な人物を目撃

睡眠導入剤を大量不正入手か 適正量の20倍8000錠 転売?不審な人物を目撃
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 東京都内の薬局で、適正量の20倍を超える年間8000錠以上の睡眠導入剤を処方されている人物がいることが分かりました。都内では同様の事案が相次ぎ、組織的な転売も疑われるため、薬剤師会が国に対策を求めています。

【画像】会見で質問 上野厚労大臣の回答は?

年間8000錠超えの睡眠導入剤を…

番組の取材に、問題を告発
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墨田区薬剤師会 浅尾一夫会長(56)
「事件性が想像されるとすると、やっぱり身の危険というか、少し怖いなというか…怖いと思う」

 番組の取材に問題を告発したのは、墨田区薬剤師会の浅尾会長です。

 浅尾会長は3年前、複数の薬局で睡眠導入剤を薬局から大量に入手している不審な日本人男性を目撃。今年に入ってからも、同様の事案が相次いでいるといいます。

「たまたま履歴を見ていると、その前の週に私が勤務した薬局でも(同じ患者に)調剤したばかりだった。同じ名前だったので、おかしいと思って記録を見て、これは多重受診だと思った」

 浅尾会長は、患者が加入している保険組合に通報。すると、患者が墨田区などの複数の薬局を回り、1人で年間8000錠を超える睡眠導入剤を受け取っていたことが分かったのです。

不審人物の異常な行動も…

最大でも年間で365錠が適正だが…
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 この睡眠導入剤は本来、一人の患者が服用する量は一日1錠。最大でも年間で365錠が適正なため、およそ20倍の量です。

浅尾会長
「明らかに何千錠は、普通の量じゃないので。そうすると事件性があるのではないかと思いますけど」
「(Q.一人がこの量を飲んだら、どうなる?)昏睡(こんすい)状態とか、ふらつくとか、もうそのレベルではないと思う。何千錠はもう異常。その一人の方が飲んでいるとは決して思えない」

不審人物の異常行動が判明
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 薬の転売や事件に悪用されている可能性があると、危機感を募らせた浅尾会長。近隣の自治体の医師会や薬剤師会にも情報を共有し、注意喚起をしたところ、不審人物の異常な行動も判明しました。

「同じ日に11医療機関と9薬局を回って、調剤を受けた事例があるという。台東区とか荒川区とか、いくつかの区にまたがって薬をもらっていることが分かった」
「(Q.一日でそんな回れる?)回れるんですね。計画的に回っているのではと思わざるを得ない」

 厚生労働省は今月、重複投薬の疑念があり、薬の適正な使用が確認できない場合は、薬の提供を拒否できると通知を出しました。

 しかし浅尾会長は、窓口で処方箋を出されれば、簡単には拒否できないと話します。

簡単には拒否できない
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「断って薬を出せなかったせいで、例えば襲われるではないが、そういったことがある可能性も否定できないので。そうすると怖いというか、薬局側・医師側も何かあると怖いので、そのまま出すというような話も聞いたことがある」

上野厚労大臣に質問

 現在も、同じエリアで同じような事案が後を絶たず、医療従事者だけでは対策のしようがないことから、浅尾会長は地元の区議会議員に相談しました。

地元の区議会議員に相談
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佐藤篤 墨田区議
「(Q.浅尾会長から相談を受けた時は?)もう、とんでもないなと思いました。ただでさえ社会保険料上がってるじゃないですか。国民負担も増えている中で、不正なんて一つも許しちゃいけない。この問題は墨田区だけではなく、全国津々浦々で起こっている問題。厚生労働大臣に一定の仕組みを整えていただくことをお願いして。しっかり各地区で、こういう事例を許さないという体制を作っていきたい」

 浅尾会長は先週、墨田区議会議員らとともに厚生労働省を訪問。大臣に、国としての対策を求める要望書を提出しました。

 テレビ朝日は21日、この問題について、会見で上野賢一郎厚労大臣に質問しました。

会見で質問 上野厚労大臣の回答
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上野厚労大臣
「処方された向精神薬を他者に譲渡することは、麻薬及び向精神薬取締法に違反するものであるので、医療機関を過剰に受診している人による向精神薬の不正な転売について、調剤段階での対応や取り締まりの強化も含め、実効性のある対応を検討する」

(2026年7月22日放送分より)

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