■逆境を乗り越えるプリンセスの「可愛いマインド」
ブランド物や可愛い洋服に囲まれ、子どもたちをインターナショナルスクールに通わせるという、目に見える物質的な豊かさや他人からの評価を一瞬にして全て失ったサリー氏だったが、その心理状態は決して絶望だけではなかった。全てを失った極限状態の中で、自らの内面にある確固たる存在に気づいた当時の心境と、その後の挑戦についてサリー氏はこう語る。
「物質的には全てを失ってしまったけれど、なんだかすごく自信はあった。自分はなくなっていないと思えたので前を向いた。その時、たまたま上海のテーマパークのオーディションがあり、35歳だったがチャレンジをしたらダンサーとして合格し、上海でビザも取れた。どんな場所でも、どんな自分でも本当の輝きは自分の心から生まれる。どんな時でもプリンセスでいられる」。
上海でのキャスト活動を経て子どもたちを育てた後、実両親が他界したことで孤立無援となったサリー氏は再び日本へ帰国した。帰国後は、本人いわく複数のパトロン(最大20人)からの経済的なサポートを受けながら生活の基盤を維持してきたという。
現在は、これまでの波乱万丈な人生経験とプロトコール・マナーを融合させ、日常からプリンセスでいるための“振る舞い”を研究・普及させる「プリンセス研究家」として生計を立てている。具体的な活動内容は、全国の企業や子どもたちに向けて独自の「プリンセスショー」を開催するほか、「プリンセス学」を用いてタレントの卵やコンテスト出場者に対し、ドレスの着用法や品格のあるマナー、美しい所作を教えるレッスンを展開しているという。
(『ABEMA Prime』より)

