新作アニメ『サイボーグ009 ネメシス』の先行上映会が7月18日、東京・新宿バルト9で開催され、009/島村ジョー役の梶裕貴、N009/グラビトン役の中村悠一、003/フランソワーズ・アルヌール役の早見沙織が登壇。スペシャルゲストとして、オープニング主題歌『誰がために』を歌う杏子も駆けつけた。
【画像】アニメ『サイボーグ009 ネメシス』キービジュアルなど
石ノ森章太郎氏がライフワークとして描き続けた代表作『サイボーグ009』。サイボーグ戦士たちは、誕生から半世紀以上にわたって、平和を脅かすさまざまな敵から人々を守ってきた。最新作『サイボーグ009 ネメシス』では、「009たちでは世界を安寧に導くことはできない」と信じる9人のサイボーグ集団「ネメシス」が出現。重力を操るグラビトン率いる新たなサイボーグたちと、島村ジョーらゼロゼロナンバーサイボーグによる9対9の戦いが描かれる。
最初の話題は、登壇者と『サイボーグ009』との出会いについて。梶は、物心がついたときには自然と自分の中に『サイボーグ009』という作品があり、キャラクターのビジュアルや「加速装置」というセリフも知っていたそうで、本作への参加を機に、初めて本格的に原作や過去のアニメ作品に触れたという。
「石ノ森先生が1960年代に作られた作品のテーマが、現代とリンクしている部分がすごく多いと感じました。サイボーグというテクノロジーも、今の社会では身近なものになってきています。さまざまな国籍、性別、年齢、人種のキャラクターたちが力を合わせて世界平和のために戦うところは、今の日本が考えていかなければいけない部分とつながっていると、改めて作品に触れて感じました」と作品に込められたテーマの普遍性と人間同士の絆や多様性にも言及した。
中村も、いつ作品を知ったのか思い出せないほど、幼い頃から『サイボーグ009』を認識していたそうだが、本作への出演をきっかけに作品を掘り下げ「1964年の原作以降、影響を受けた作品や、似たテーマに挑んだ作品が本当に多い。根底にある、答えの出ないテーマに挑んでいたことを改めて知りました」と実感を口にしていた。
早見も、作品名やキャラクターのビジュアルをいつ知ったのか分からないほど、幼い頃から当たり前のように存在していた作品だったという。以前『サイボーグ009VSデビルマン』にキャストとして参加した経験を経て、「物心がつく頃に抱いていたイメージは、“ザ・ヒーロー”。悪を倒すぞ、というイメージもありました。実際には、それぞれのキャラクターが悲しみや苦しみを持ち、それぞれが正しいと思う価値観を持っている。それがぶつかり合うからこそ、見ている側もとても考えさせられる物語なのだと改めて感じました」と印象の変化を明かした。
キャストが演じたキャラクターについて語る
