
生活の中でどうしても出てしまうごみを巡り、今、処理が追いつかない状況になりつつある地域があります。ごみが増えたのは、意外な理由でした。
「ごみの処理が追いつかない状況」
毎日大量に出されるごみ。東京都は「埋立処分場があと50年ほどで満杯になる」として、有料にすることでごみの減量を促す考えを表明しています。
年間90万トン近いごみが処理されている大阪市の焼却場では、別の問題が起きていました。
大阪の4つの自治体で、家庭ごみなどを処理する「大阪広域環境施設組合」がこう訴えました。
「各工場のごみの貯留場所がほぼ満杯となっており、ごみの処理が追いつかない状況になりつつあります」
これらの市から出るごみは6つの焼却場で処理されますが、設備工事や故障などで、稼働が制限された状態が続いていて、組合はごみの減量、リサイクルの推進などを呼びかけています。
組合は12月ごろまでは逼迫(ひっぱく)した状態が続くと予想していますが、そもそもなぜ、このような状態になったのでしょうか。
処理場減少も影響
“ちりも積もれば山”となったごみの量はおよそ8600トン。
こちらの工場は、25メートルプールが40面入る大きさですが、すでに許容量を超えています。現在、処理能力の上限に対して14%オーバーしています。
大阪広域環境施設組合 平野工場
成瀬新吾工場長
「(Q.どれくらいの高さまで積まれている?)10メートルですね」
ごみ処理施設が逼迫した背景の一つは、「観光客が増えたことによる事業系ごみの増加」です。
大阪市の事業系ごみの処理量と、大阪府の延べ宿泊者数を見比べると相関関係があり、昨年度はともに新型コロナウイルスの感染拡大前よりも増えていることが分かります。
家庭ごみより、レストランやホテルなどで出た事業系ごみの方が量が多く、全体の処理量のおよそ66%を占めています。
また、平成の初期と比べるとごみの総量は減っていて、ごみ処理場の数を減らしてきたことも影響しているということです。
(2026年7月23日放送分より)
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