勝負所を迎えると、藤森六段の名調子も一気にアクセル全開となる。画面越しの対局者に代わって「もう来るなら来いと。さあ、行きますか?もう」と声を当てたかと思えば、「二筋にね、逃げたんで、冷静に行くんだったら2九飛車と香車を守るとかありますけど…なんてね〜!もありますか?」と大興奮。「切りませんよ。アストさん、私、飛車切りません」「おー、じゃあ切ってこないんだったら2三歩突いて、もう切ってこないんだろ? な〜んてね!」と怒涛のアテレコ実況を連発した。
これにはファンも大爆笑で、コメント欄には「アテレコw」「この二人おもれー」「誰に言ってるねんw」「なーんてね」「哲w」「なーんてね作戦」といった声が続々と殺到した。
藤森六段の熱すぎる神実況に呼応するかのように、盤上の戦いもさらなる熱を帯びていく。終盤戦は、積極果敢に攻め込む齊藤優四段に対し、斎藤明六段が驚異的な粘りを見せて応戦する大熱戦となった。極限の心理戦の末、最後は斎藤明六段の執念が実を結び、128手で激闘を制した。盤上の名局と盤外のエンターテインメントが見事に融合した、まさにファン必見の名シーンであった。
◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け、全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)


