■橋本環奈は「生まれ持っている性格が、本当に魅力的」
――橋本さんだからこそ引き出せた星野緑の魅力はどんなところでしたか?
東村:これまでいろんなドラマや映画をいっぱい見てきましたけど、私からすると、多くの作品に出てくる女性キャラクターは“男性目線の可愛い女の子”が多い印象なんです。でも女性が考える“可愛い女の子像”は結構違いますよね。
――その乖離はありますよね。
東村:私は、ヘルシーで、明るくて、サバサバしていて、本音でしか喋らなくって、男の人の前だろうが、同性の友達の前だろうが、同じように自然体で喋る女の子が好きなんです。
その上で、今回一緒に仕事をして、環奈ちゃんに惚れ直したんですけど、女優としての橋本環奈ってすごく強いんです。明るくて強くて前向きで、そういう姿がすごく魅力的でした。彼女の生まれ持っている気質が、本当に美しいんです。毎日、宝石を見ているみたいでした。
演技ももちろん素晴らしくて、俳優部には特にディレクションせずでした。自分たちで演出してくださっていて、本当にありがたかったですね。
その分、私は美術の方に全力でアイデアを注ぐことができたし、そもそも私がやるべきことはそういうことだとも思うんです。“俳優部はみんな好きにお芝居していた”と言うと無責任に聞こえるかもですけど、しっかりキャラクターが乗り移っていらっしゃったので、“大丈夫だな”と思ってお任せしました。その上ですごく良いものが撮れて良かったと思います。
――自信作が出来たと。
東村:そう思います。本当に面白いんですよ。マジでやばいんですよ! ですよね?(近くにいたスタッフに聞く)
ラッシュ(未編集の撮影素材)を見たけどかなり面白いんです。もうね、笑い死にます! 星野紺太役の勝地(涼)さんの演技とか笑い死ぬレベルで面白いです。クドカン(宮藤官九郎)さんのドラマを彷彿とさせる感じだと思います。
――前髪クネ男(2013年放送のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』に登場したキャラクター)の再来?
東村:前髪クネ男のさらに激しいバージョンです。ちゃんとオマージュを入れさせていただきました。私クドカンさんファンなので。
――時を超えて、勝地さんの前髪クネ男の進化版が見られるとのことで、楽しみにしています。
東村:ぜひ、楽しみにしていてください。
取材・文:中山洋平
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