藁にもすがる思い、それががん患者。がん患者家族をサポートする専門家、一般社団法人Mon amiの酒井たえこ代表理事もその1人だった。「勧められたものを患者さんとか、そのご家族がやりたいという方は多いです。それは当たり前ですよね。治るために何でもやりたい」。
酒井さんの父・芳正さんも、がんを患い、64歳で亡くなった。昭和の日本男児だったという父は、決して弱音を吐かず、それが逆に辛かったという。
酒井さんは当時を「(私は)父に隠れてこっそりと神社に行っていました。普段お参りはあんまりしない方だったので、それもあり『お参り行ったりしている』と言うと、父は気にするんじゃないかなと。父の病状は、そんなに細かく伝えていなかったので、怖がらせるとも思った」と回想する。
そして、「今のものがちょっとでも楽になるのであれば、何かしたいと藁をもつかむ思いなのでね。やりたいんです。そういう方、本当に多い。みんな治りたいと思っているので」と力説する。
樹齢約800年の清澄の大スギに祈る山川。藁にもすがる男性に、大木に宿る神は何をささやいたのか。山川の揺れる心を垣間見た気がした。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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