以前から瞑想に興味があった堂前は、完璧な暗闇の中で外からの情報を遮断し、ひたすら自分と向き合う「ダークネス・リトリート」の存在を知る。海外には専門施設があるもののスケジュール的に渡航が難しかったため、山梨県にある一棟貸しの宿泊施設を借り、自らの手で「暗黒ハウス」を作り上げることに。
すべての窓に遮光カーテンやテープを隙間なく貼り巡らせて光を完全に遮断。さらに、万が一の精神的トラブルに備えて看護師が待機するという万全の体制も整えられたと言う。
スタート直前、看護師からメディカルチェックが入り、血圧や体内酸素濃度などを計測した上で、「ヤバいと思ったらすぐ暗黒ハウスから出てください。絶対に無理しないでください」と強く警告されたという。看護師によれば、暗闇空間はリラックス効果などがある一方で「閉じ込められた」という心理に陥ると深刻な悪影響が出るケースもあるという。看護師から「頭がおかしくならないでください」と念を押された堂前は緊張感を募らせながら暗闇の世界へと足を踏み入れることとなった。
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