物語の舞台は、突如発生する自然災害「怪異」がはびこり、それを退治する魔法少女が憧れの職業となった現代社会。就職活動中の大学生・桜木カナは、たまたま出会った先輩魔法少女の越谷仁美に導かれて、ベンチャー企業である株式会社マジルミエに魔法少女として就職することになるのだが……。
そんなプロローグから始まる『株式会社マジルミエ』は、原作・岩田雪花、作画・青木裕のコンビが『少年ジャンプ+』(集英社)で連載していたWebコミックを原作とするTVアニメ。2024年に第1期が放送されて好評を博し、それに続く第2期が7月4日(土)から放送・配信中だ。
この記事では、主人公・桜木カナ役のファイルーズあい、第2期から越谷仁美を演じる東内マリ子に行ったインタビューの中から、役作りやアフレコの裏話に関する返答に焦点を当ててお届けする。
——アフレコについてお尋ねします。まずファイルーズさん、引き続きカナを演じるに当たって第2期だから気を付けたことなどがありましたら教えてください。
ファイルーズ:やっぱりカナの周りがすごく変化する、掘り下げられていくのが第2期なので、そこに頼もしい主人公として存在しつつも、ほかのキャラの魅力を引き出すためにちょっと控えめにする部分を頭の中で考えて組み立てながらお芝居を成立させていく、というところが変化したところかなと思います。
——カナは第1期で新入社員として入社して、第2期では成長している部分があると思うのですが、演じていてどんなところが成長したと感じますか?
ファイルーズ:今までのカナは、自分の意見がある時にそれをすぐに口に出すことができなくて、モノローグとかで逡巡する様子が結構丁寧に描かれていたんですね。やっぱり自分に自信がなかったということもあるんですけれども。
ただ、第2期になってからはマジルミエ社にも慣れてきて、魔法少女というお仕事にもいい意味で慣れてきて。で、自分のパフォーマンスが現場でどういった成果に繋がるのかというのを理解できるようになってきたので、何か提案とか意見がある時は臆せずに言えるようになっているな、というのを成長として感じています。
——ありがとうございます。そこは演技上、どのように差を付けていらっしゃいますか?
ファイルーズ:カナというキャラクターが自分で成長しているので、それは台本にも表れているんですよね。だから私は台本の文字を見て、カナだったらこう言うというのを、ただ着実に1つ1つのセリフをこなしているので、演技を変えているというよりカナ自身が変わろうとしていることの伴走をしているようなイメージです。だから特に意識はしていないですね。
——なるほど。何かアフレコの際に思い出に残っているエピソードなどはありますか?
ファイルーズ:マジルミエ社独自のシステムでアリスシステムというのがあるんですけど、これがすごく言いにくくて、みんな絶対噛むんですよ(笑)。
東内:あー、確かに(笑)。
ファイルーズ:なので、収録している時に誰かの次のセリフにアリスシステムって言葉が入っていたら、みんな心の中で「頑張れ!」と応援するという(笑)。これはもうみんな言っていましたね。
——声優さんも噛むんですか?(笑)
ファイルーズ:当たり前ですよ(笑)。
東内:アリスシステムって越谷はほとんど言わなくていいから、かわいそうにと思いながら見ていました(笑)。こっちはもう「やべえ!」とか言っているだけなので。本当にもう大変だったよね、アリスシステム。
「ファイちゃんがいてくれてよかった」

