——では、収録は全員で同じブースで行っていたんですか?
——で、その中で東内さんはお1人だけ助かったと(笑)。
東内:いやいや、そんな「やったね!」とは思わないですけど(笑)。「言いづらいのわかる」となりながら、でも私には来ない未来——多分(「アリスシステム」という用語を)言わないから——とは思っていました。
——では、その東内さんに、越谷を演じるに当たって特に気を付けたことを伺えましたら。
東内:「みんなの中の越谷であろう」と思ってやりましたね。通常だったら「これが私の思う越谷仁美です、ピース!」って感じでできるんですけど、今回はちょっと形が違うから。やっぱりある程度こうであってほしいみたいなものがあって、その幅の中で最大限「自分の思う越谷仁美とはこうである」というのを作るというか。幅はそのままで中身を作っていこう、みたいな感じでやっていたイメージでしょうか。
でも、「ここはこれを持ってきてほしいだろう」みたいなものもあるから、そこはもうリスペクトを持ってやるというのは念頭にありながら、こう、いい塩梅を自分の中で探しながらやっていますね。
——第2期は越谷を深掘りする感じですから難しいですよね。
東内:そうですね、人間性みたいなものがよく見えるので。第1期は多分かっこいい越谷で、どれだけ頼れるかとか、他人から見て越谷ってこうだよね、というのがわかった話だと思うので、第2期はもうちょっと主観的な……。越谷の主観で「自分とは」みたいなものがわかる流れになっているので、逆にその内容だからやりやすかったというのもあるかもしれないですね。
——では、実際にアフレコに臨んだ感想をお聞かせください。
東内:いや、もうとっても楽しくて。あと本当にファイルーズあいちゃんがいてくれるのが心の支えで。始まる前から誰に(挨拶に)行っていいかもよくわからなかった時も、ファイちゃんの方からよろしくねって言ってきてくれて。もうそこからずっとファイちゃんよろしくねと思いながら。
ファイルーズ:ホントにー?(笑)
東内:いや、マジでマジで。本当にファイちゃんがいてくれてよかったと思いますね。
——仲がいいですね。お2人はこれまで何らかの形で共演されていたのですか?
ファイルーズ:何らかでしていたんですけど、そこではあまり会っていなくて。むしろメインではないところで仲良くなって、という感じです。
東内:そうかも。
——では、ガッツリ共演するのは初めて?
東内:いや、してはいるんですけど、コロナ禍もあって収録時間は違うことが結構多かったんですよ。長めの海外アニメシリーズをしていた時も2回ぐらいしか会えなくて。
ファイルーズ:そうそう。
東内:作品では会っているけど私たちは会っていない、みたいな。だからそれ以外で会ったり話したりしていて、「なんて最高な女なのかしら」と感じていた次第です(笑)。
ファイルーズ:東内さんは本当に人格が素晴らしくて、悩み事とかがあった時に彼女に相談したいと思えるような人徳もあって。そこがすごく大好きなところです。なので、一緒にアニメでレギュラーができるというのはすごく幸せなことです。
ファイルーズあい&東内マリ子両氏の仲の良さが伝わってくるインタビュー、お楽しみいただけただろうか。お2人が共演するTVアニメ『株式会社マジルミエ』は7月4日から毎週土曜24:55〜放送中なので、お見逃しなく。
テキスト/リューヤ 撮影/kato
(C)岩田雪花・青木裕/集英社・マジルミエ製作委員会




