コート全体を見渡す視野の広さが光った。バスケットボール日本代表のPG河村勇輝が『NBAサマーリーグ』で、圧巻のノールックパスを披露。ダブルチームに囲まれながらも味方へ完璧に通し、3ポイントシュートを演出すると、会場は一気に熱狂に包まれた。
『ABEMA』では8月8日、NBA本契約を目指す河村の“勝負の夏”に独占密着した特別番組『河村勇輝 NBA SURVIVAL』(全3話)の第2話「激闘」を公開。サマーリーグ第3戦となるトロント・ラプターズ戦に密着した。
「渡米する前に3年計画を掲げていて、3年目は本契約を取る」と語る河村は、インディアナ・ペイサーズの一員として『NBAサマーリーグ』に参戦。未来のスター候補463選手が集い、全30チームが参加する“公開オーディション”に挑んでいる。
1勝1敗で迎えたラプターズ戦でもベンチスタートとなった河村だが、第3クォーターまでに8得点をマーク。得点だけでなく、ゲームメイクでも存在感を発揮した。
味方からのパスを受けてドライブを仕掛けると、ラプターズはすぐさまダブルチームで対応。進路を完全に塞がれる厳しい状況となる。
それでも河村は慌てない。ディフェンスを引きつけたままペイントへ踏み込むと、最後は視線を向けないままビハインドパス。まるで背中に目がついているかのような一撃で、フリーの味方へ正確に通し、3ポイントシュートを呼び込んだ。
この創造性あふれるプレーに、ペイサーズのベンチは総立ち。会場のファンからも大きな歓声が上がり、河村のセンスに称賛が集まった。
試合は94ー93で惜敗し、ペイサーズはトーナメント進出を逃したものの、河村は16分42秒の出場で4得点・1アシストを記録。限られた時間の中でも、ゲームメイク能力の高さを強く印象づけた。
“見えていないはずの場所を見る力”――その特別な感覚を証明するプレーだった。
(ABEMA/河村勇輝 NBA SURVIVAL)


