さらに第5局は、岩村凛太朗四段(20)と藤本渚七段(21)のフレッシュ対決に。岩村四段が1分20秒、藤本七段が51秒を入札し、岩村四段が先手番を獲得した。矢倉の出だしとなったが、藤本七段が終始丁寧な指し回しでリードを拡大し、一瞬の隙を突かれて苦しい展開となった岩村四段を140手で下した。この勝利で中国・四国ナヴィセトスは怒涛の4連勝を飾り、第1ステージをスコア4-1と一気に王手をかけた。
決着の舞台となった第6局は、横浜で唯一勝ち残った森内九段と菅井八段の顔合わせとなった。森内九段が18秒、菅井八段が15秒を入札し、わずか3秒差で森内九段が先手番を勝ち取る。三間飛車の出だしから森内九段の作戦勝ちと見られていたが、中盤で菅井八段が3四銀とぶつけてから銀が大活躍する展開へと持ち込んだ。そこから駒得を果たした菅井八段が、森内九段に逆転の隙を与えずに128手で快勝を収めた。
盤外の駆け引きから盤上の大熱戦まで、すべてにおいて充実ぶりを示した中国・四国ナヴィセトスが5勝1敗で堂々の決勝進出。悲願の優勝に向けて、“無敵艦隊”の勢いはとどまることを知らない。
◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け、全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)


