
アサリやノリを食べる食害が問題となる中、漁業関係者を悩ませているのが「クロダイ」です。そんな“厄介者”を「おいしく食べて問題解決につなげよう」という取り組みが始まっています。
【画像】本来は海に生息する「クロダイ」近年では河川でも見られるように
近年では河川でも…
黒いウロコのついた皮をはぎ取ると、現れるのは透明感のある美しい身。タイの仲間「クロダイ」です。
都内の飲食店では、状態の良いクロダイを仕入れることができた日に、刺し身や煮付けとして提供しています。
西日本では「チヌ」という名前で知られるクロダイ。関東でも江戸時代にはマダイに次ぐ高級魚として食べられてきました。
魚豊 佐藤一郎部長
「まず4~6月ぐらいに産卵する前が旬。あと秋ですね。秋は9月以降がいろんなものを食べて太ってくるというところで、春と秋が旬になります」
もうすぐ秋の旬を迎えるクロダイですが、今注目されている理由はそれだけではありません。
午前7時すぎです。朝早くから都内の川では、釣りをしている人の姿が見られます。
釣り人
「(Q.これで何が釣れる?)基本的にクロダイ。面白いですね、簡単に釣れないから」
本来は海に生息しているクロダイ。ところが環境の変化などによって、近年では河川でも見られるようになってきているというのです。
一方で、問題もあるといいます。
各地で食害が深刻化
クロダイは雑食でかむ力も非常に強いため、静岡県の浜名湖ではアサリが、千葉県では養殖のノリが食べられるなど、各地で食害が深刻化しています。
こうした状況を変えようと、水産庁が始めたのが「クロダイのおいしさ認知向上プロジェクト」です。
水産庁 クロダイのおいしさ認知向上プロジェクト
「クロダイのおいしさを多くの方に知っていただくことで、結果として食害による漁業被害の軽減も図ることとしています」
プロジェクトに参加している企業の一つが「Umios」です。
開発したのが、クロダイを使った「リエット」。クロダイのうま味を生かしながら、野菜やスパイスと合わせることで、ワインにも合う商品に仕上げました。
Umios 推進部・人事部・総務部担当
古田昌代執行役員
「今までにないパッケージにして、おしゃれでバゲットとかにつけて食べていただく。そういうパーティーのシーンを想像して作った商品です」
(2026年8月18日放送分より)
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