ロビンは2022年に血液がんの一種「骨髄異形成症候群」と診断され、抗がん剤治療による脱毛や容姿の変化に絶望した。「男みたい」とショックを受け、自分を憎むまで追い詰められたが、100%型の適合した姉からの骨髄提供を受けて復調の兆しを掴んだ。治療から約3年が経過しているが、抗がん剤の恐怖や「自分はなにもできない人」と思い込んだ過去の傷から、恋愛に対して人一倍慎重な姿勢をとっていた。
一方のジョンウンは、消防士を目指していたさなかに急性骨髄性白血病を発症。握力が落ち「まるで80代の老人の体だった」という壮絶な闘病を経て骨髄移植を行ったが、GVHDによる後遺症で「ドライアイに加え、唾液が出なくなりましたし、涙もでません」「本来ならわんわん泣きたいのに、涙が出ないんです」という過酷な症状を抱え、今も新薬を試しながら経過を見ている。
そんな重い病を経験した2人が初デートで向かったのは、卓球場とお茶漬け店。ジョンウンが気になっていたロビンは卓球で距離を縮めようとする。
試合を終え休憩する2人。するとジョンウンがふと時計を気にし始めた。退屈しているのかと察したロビンだったが、ジョンウンは申し訳なさそうに「薬を飲む時間が決まってて」と明かす。空腹時に薬を飲むのを避けようとバナナを持参したジョンウンに対し、ロビンは「空腹時にバナナはよくないんです」「食後がおすすめです」と優しくアドバイス。
毎日決まった時間に薬を服用するジョンウンは「時間を守らないと」「空腹で飲むといけないので」と説明。そして「面倒でしょ?」と自虐するジョンウンに、ロビンは「私も同じだからわかります」「骨髄移植をしてますから」と返答した。同じ骨髄移植や服薬治療の苦労を乗り越えてきた者同士だからこそ通じ合う温かい共感が生まれていた。
