「『何人もこんなにいて』という話になりやすいが、何人もいるからこそ止まらないという行動がたくさんある。心理学の中ではそれを集団圧力という言い方をする。周りの目が気になるので、自分だけ行動を止めることができないという現象が起きてしまいやすい。さらにエスカレートしていくという現象が起きる。集団圧力の背景にあるのは、さらに同調バイアスというバイアスがあって、人に合わせなきゃいけない、もっとすごいことをしなきゃいけない、自分の存在を出していかなきゃいけない。そういう悪循環に入ってしまう」
「これもよく言うが『グループシンク』と言って、集団の中の考え方みたいに『やめたほうがいいんじゃない』とか『ヤバいんじゃない』というような異論をはさむことができなくなってしまう。そうするとどんどんエスカレートしてしまって、最後相手が亡くなるところまでいってしまう。そういうエスカレート型の犯罪というのは基本、青少年には非常に多い。今回もやはり多くの人間が未成年であったり、成人だといっても未成年からちょっと上がったぐらいの年齢なので。やはり集団でのエスカレートがあったのだろうと非常に痛感するところ」(出口氏)。
面識がない相手に対してそこまでできるものなのか
