千葉豪雨から1週間、住宅や車など大規模被害…「保険加入も全額戻ってこない」水没車を狙った悪徳業者も懸念

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車2700台が動けず…レッカー混乱に乗じる「悪徳業者」の影

 今回の豪雨は、クルマに関するさまざまな問題を浮き彫りにした。道路にはナンバープレートの下部だけが外れ、後部の窓ガラスにステッカーが貼られた車両が。これも水害によって動かなくなった車とみられる。

 一般的に水位が30cm、タイヤの半分以上になると車内に浸水する。60cm以上になるとエンジン停止やドアが開かなくなるなど危険性が一気に高まるとされ、完全に水没した場合は修理が困難で廃車処分しかないのが現実だ。

 タクシー運転手は「(当時)雨は酷かった。ワイパー全開でも前が見えないくらいの感じでした」と振り返る。

 豪雨で動けなくなった車は県の調べでおよそ2700台。その多くが路上に置かれたままとなっていた。車両は順次レッカー移動されたが、その費用負担の問題、さらには足元をみるような値段を要求する業者が現れるなど、被災地は大混乱となった。

「対向車が走っていった後に前方から大きな波が来て、車にかかりエンジンが止まってしまった。足元から車内に水が侵入。車の半分が水没したため慌てて車外へ。当日は警察もロードサービスも電話が繋がりませんでした」(被災した男性)

 千葉市役所前にある臨時放置車両保管所には、故障したとみられる車両が数台停まっており、ガラスが割れている車も見られた。そこで車両を運ぶ作業員に話を聞いた。「(Q.レッカーは1日何台?)1日8件くらい。依頼が集中しちゃうから大変。順番待ちますからやってくださいという形で受けているので必ずやらないといけない。それをやりながら、事故とか故障とかパンクなどのトラブルも同じように入ってくる」。

 神谷俊一千葉市長は「市で仮置きしている321台の車両のうち所有者らが引き取りに来たのは32台。(所有者から)市に一報をいただき、今後の対応について相談協議したい」と述べた。

 また、水没した車を狙った悪徳業者にも注意が必要だ。自動車生活ジャーナリストの加藤久美子氏はこう警告する。「車が水没してこれをチャンスだと思って、動き始める悪い業者もいる。それはちょっと気を付けた方がいい。例えば『このまま買い取りますよ』と言って、お金振り込まないとか、(買い取っても)名義変更をなかなかしないとか。オーナーさんの名義のままで、犯罪に関わるようなことに使われることもある」。加藤氏によると、水没して放置された車から部品を盗むケースも多いと注意を呼びかける。

 今回の豪雨は想定外の連続だった。特に車に関しては、私たちがその解決策を事前に持ち合わせていなかったことを突きつける結果となった。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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