■物価高で増加する“孫出費”年間平均は約18万円に
お盆や正月などの帰省シーズン、孫を迎える祖父母世代にとっては喜びがある一方で、出費への負担感も増している。街の声を聞くと、60代の祖父は「どこかに行くとお菓子やおもちゃなどを欲しがるからすぐ買っちゃう」「(Q.食事代などは出している?)そうですね」と語る。孫と一緒にいた別の70代の祖母も「(Q.食事代などは出している?)そうだよね。ばぁばおごるもんね」と話した。
また、一泊で帰省したという30代の親世代は「外食をすると結構(お金が)かかるかなと思います」と明かし、70代の夫婦は「家族同士で話し合って『今日はこれくらいかかるからお金置いておきますね』という思いやりがあってもいいと思いますね」と、お互いの配慮が望ましいとの意見だ。
実際に、祖父母世代が孫のために使う“孫出費”の額は増加傾向にある。「ハルメク 生きかた上手研究所」のアンケート調査によると、1年間に孫に使うお金の平均額は、2025年時点で17万9607円(約18万円)に達している。これは2年前の2023年と比較しておよそ3万7000円増加しており、20万円以上使うと回答した人も2割以上に上る。
出費の具体的な内訳としては、お小遣いとしての現金を渡す、食事代、物品の購入、旅行代などが挙げられる。中でも食事代は全体の約6割を占めており、大勢での外食に伴う出費の多さが浮き彫りとなる一方で、外食を避けて自宅で食事を済ませようとすると、今度は「誰が料理を作るのか」という家事負担の問題が生じるなど、金銭面と労働面の双方で難しい選択を迫られる実態がある。
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