■自分と他人の心の境界線を引く「バウンダリー」の重要性
さらに犬山氏は、子どもたちが今後さまざまな人間関係を築いていく上で、「バウンダリー(自他境界)」という感覚を身につける教育が必要だと提言する。
「バウンダリーとは自分と他人の心の境界線のことであり、これが曖昧だと、例えば隣で相手が不機嫌そうにしている時に『私のせいかな』と思い込んでしまう。しかし自他境界がはっきりしていれば、『不機嫌なのはその人自身の責任だよね』と切り離して考えることができる。また、自他境界が曖昧だと『NO』と言われると人格ごと否定されたように感じてしまい、相手にも『NO』と言いにくい。しかし『NO』と言うことは人格否定ではない。友達同士であってもお互いにラインを引くことは必要であり、それを健全にできるように小さいうちから伝えていくべきだ」(犬山氏)
自他境界が曖昧だと、「フレネミーの被害に遭ったほうが、自分が悪いのではないかと罪悪感を抱き続けてしまう。境界線がはっきりしていれば、『私が悪いわけじゃなくて相手の問題だよね』と自分を責めずに済む。また、自分自身が相手との境界を重んじることで、フレネミーになりにくくなるというメリットもある」と話した。
(『わたしとニュース』より)
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