クローゼットには、いつか外に出る日を信じて「10年で500万円分くらい」買い揃えたという、古着屋並みの大量の洋服が眠っていた。なかでも『仮面ライダー』の主人公モデルの服が一番のお気に入りだと話すが、サイズが小さいためまだ一度も着たことがないという。「痩せたら(外に)出ようと思ってたんで、小っちゃい服買ってます」と、ひきこもり卒業を見越した準備だったと語った。
母親は、息子が不登校になった理由はあえて聞かず、13年間見守り続けた。オレオは「毎日感謝してます。たぶん他のお母さんだったら見捨てられてたと思います」と本音を吐露。自ら花屋に足を運んで購入した花束を母親へ手渡し、「いつもありがとう。変わるところ見ていて」と、涙ぐむ母親の手を固く握りしめた。
「ひきこもりから、強い男になって、絶対にお母さんを安心させます」と誓い、愛着のある完璧な部屋に別れを告げた。
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