第1セット、序盤の第2ゲームでブレークを許してそのまま先取される苦しい立ち上がり。続く第2セットでは互いにブレークを奪い合う激しい攻防の末、相手のサービング・フォー・ザ・セットを凌いで土壇場でタイブレークへ持ち込んだものの、痛恨のミスが重なり2セットダウンと後がなくなってしまう。
地元の大歓声を背に受けるティアフォーは、緩急自在なゲームメイクとギリギリのライン際を攻め立てる圧巻のプレーを展開。坂本が千載一遇のブレークポイントを握った場面でも、世界トップレベルの技術が光るスーパーパッシングショットで凌がれるなど、圧倒的な勝負強さを見せつけられた。相手が魅せた異次元のショットに対し、坂本も試合中に関わらず思わず『マジかよ…』と言いたげに表情を歪める一幕もあった。
相手の卓越したプレーに翻弄されながらも必死に食らいついていった坂本だったが、最後は第3セットの第12ゲームで勝負を決めるブレークを許し、激闘の末に力尽きた。
アウェーの大舞台で世界ランク12位の壁に屈し、ストレートでの敗戦となった坂本。それでも、予選から本戦1回戦突破まで駆け抜けた熱い戦いと、トップランカーと繰り広げた火花散る攻防は、20歳の新星にとって今後の飛躍につながる貴重な財産となったはずだ。
(ABEMA/WOWSPO/全米オープンテニス)
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