“48時間で500ミリの大雨”のエリアは…気象予報士が「最悪のケース」の予報を解説

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【映像】ひと目で分かる「48時間で500ミリ」のエリア

 気象庁は8日午後4時半ごろ、愛知県西部と岐阜県美濃地方で線状降水帯が発生したとして気象防災速報を発表した。今後の大雨の予想について気象予報士の竹内青空氏が解説した。

【映像】ひと目で分かる「48時間で500ミリ」のエリア

今後大雨のリスクが高い場所と雨雲の推移

 竹内氏は、今回の大雨の原因について、秋雨前線と“元台風24号”の熱帯低気圧が一体化するように本州付近を通過するためだと分析している。熱帯低気圧から流れ込む暖かく湿った空気によって秋雨前線が刺激され、雨雲が活発化しているという。

 今後、強い雨のエリアは東へと広がる見通しだ。竹内氏の解説によると、今夜から明日(9日)の明け方にかけて、関東地方(茨城、東京、埼玉、神奈川、千葉)や山梨県で線状降水帯が発生する可能性がある。また、東海地方(静岡、愛知)では明日9日夕方にかけても発生の恐れが続くと見込まれている。夜間の暗い時間帯に雨のピークを迎える地域が多いため、竹内氏は「夜間に移動することは避け、安全な場所で過ごしてほしい」と呼び掛けた。

【最悪のケース】予測悪化で「500ミリ超」の大雨となる恐れ

 竹内氏は、今後の雨量シミュレーションとして「通常の予測」と「悪化した場合の最悪のケース」についての試算を示した。

 10日(木)午後4時までの48時間に予想される積算雨量は、通常の予測では北陸や東海などで100ミリから150ミリ程度の雨量と見込まれている。しかし、大雨の要因となる前線の位置や低気圧の発達具合により「予測が悪化(上振れ)した場合」の最悪のケースとして、岐阜県や長野県、北陸地方などの広範囲で、48時間雨量が「500ミリ以上」に達する可能性があると予測した。

 竹内氏は、500ミリを超える大雨が現実となった場合、甚大な土砂災害や河川の氾濫、内水氾濫が引き起こされる危険性が極めて高いとし、「より一段心構えを高め、気象情報をこまめに確認しながら厳重な警戒を行ってほしい」と強調した。

ハザードマップ指定外における危険性と内水氾濫のリスク

 竹内氏はさらに、過去の豪雨事例をもとにハザードマップの注意点についても言及した。千葉豪雨の際、ウェザーニューズに寄せられた道路冠水などの被害報告のうち、実に55.7%以上が河川氾濫を想定した「洪水浸水想定区域(洪水のハザードマップでの指定地域)」のエリア外から届いていたデータを提示した。

 都市部や平地においては、河川の氾濫だけでなく、短時間の激しい雨によって下水道などの排水能力を超える「内水氾濫」が発生しやすい。竹内氏は「川から離れている場所や、ハザードマップで色・指定がついていない場所であっても、短時間で周囲が冠水して危険な状態になる可能性がある」と指摘。自治体が「内水ハザードマップ」を発行している場合は確認することや、気象庁のリアルタイム危険度分布「キキクル」などを参照して、最新の情報に基づいて早めの自衛行動をとるよう求めた。

ABEMA NEWS)

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