■「この束の間の幸せも、今日でおしまいです」
今回の依頼者は、夫の不倫に悩むイナミさん(仮名)。小沢氏の調査ですでに証拠は押さえていたが、イナミさんにはもう一つの望みがあった。「どういう気持ちで不倫していたの?」不倫相手の女性と直接話したかったのだという。
この日のミッションは、不倫相手への突撃だ。密会する2人を尾行し、終電で別れた直後に女性へ声をかける作戦が組まれた。依頼者のイナミさんには別の場所で待機してもらい、小沢氏らによる尾行がスタートした。
現場では、人目もはばからずイチャつく夫と不倫相手の姿があった。小沢氏によると、この夫には許しがたい一面があったという。「依頼者さんであるイナミさんのお父様は、ちょうどその頃病気で亡くなって、お葬式や火葬をしている最中も、こんなことをしていた」と明かす。イナミさんが喪に服す最中にも、夫は不倫相手との逢瀬を続けていたのだ。
夫と不倫相手が駅へ向けて動き出すと、小沢氏らは別の場所で待機していたイナミさんを呼び寄せた。そして、2人を追って稲見さんとともに同じ終電へ乗り込む。緊迫した時間が流れていく。
さらに、その日はイナミさん自身の誕生日だったことも明らかになった。誕生日に夫の不倫現場に立ち合うという、何とも皮肉な状況である。
■目と鼻の先でスタンバイする依頼者…一瞬で“修羅場”に
