『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズ最新作となる『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』が、いよいよ2026年8月28日(金)より全国公開中だ。
前作となる『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』から13年の時を経て完全新作の物語が描かれるが、『[新編]叛逆の物語』のラストでは、鹿目まどかへの想いゆえに悪魔と化して世界を改変した暁美ほむらを、再び声優の斎藤千和が演じることに。
新作の台本を読んだ率直な感想から、前作から13年という歳月が流れて変わっていった演じる上での意識について、インタビューで話を伺った。
——13年ぶりの新作ということで、『ワルプルギスの廻天』の台本を読まれたときの率直な感想からお話を伺えればと。
斎藤:「訳がわからないよー」って言いました(笑)。
一同:(笑)
斎藤:実際に見ていただくとすごくわかると思うのですが、本当に何を言っているのか、ト書き(セリフ以外の状況等の説明部分)があってもわからなくて! でもそれが『まどか☆マギカ』だなって思いました。答えが出ちゃうと『まどか☆マギカ』ではなくなってしまう気がしていて。
それぞれの答えをみんなが好きに考えればいいし、自分で解釈して自分のなかで物語を捉えればいいというところまで含めて『まどか☆マギカ』だと思っているので、今回も最高に『まどか☆マギカ』だったなというのが、私の感想です。
——そこはある種、視聴者と同じような立場でもあるという。
斎藤:TVシリーズのときも、困ったなと思ったときは悠木碧ちゃんに「これは『まどか☆マギカ』ですか?」って聞いて「大丈夫です!」って言われたら、「よし!」って思って自信を持って演じていました(笑)。
みんながいるからこそハマるパズルみたいなもので、自分1人で考えていたときは13年前に戻れるかなって思っていたのですが、収録自体はすごくスムーズに進みました。
言葉で説明できないものの集合体で、それが映像になってわかるのかと言われても本当に難しいのですが、関わっている人たちが全員100%以上の力でやっているということはものすごく感じられるので、それで十分なのかなって思います。
——TVシリーズのときも、あえて設定などをすべてわかった上で演じていたわけではないということで、そこは一貫性があるのでしょうか?
斎藤:実は、オーディションではキュゥべえ役を受けていたんですよ。その場で急にほむらの原稿を読んでみてほしいと渡されて、ほむらの概要を一番知らない状態でそのままオーディションを受けました(笑)。
ほむらを演じるにあたっては、今も私はそのほうがいいんじゃないかなと思っています。ほむらは世界を牛耳っているようでいちばん翻弄されている人なので、あまり考えすぎずに。
私自身としては(ほむらの)お母さんくらいの年齢になっているので、この子たちがやっていることを俯瞰で見て、もっと上手いやりようがきっとあるのに! と思いながら見ているところはあるのですが(笑)。
でも、彼女たちは一生懸命純粋な心で自分の信じるべき道をまっすぐ進んでいるので、そこはあえて私も深く考えすぎずに、いちばん最初にいただいた印象とかを大事にお芝居をしています。
「約束という言葉がすごく重い」
