将棋の伊藤匠王座(叡王、23)に広瀬章人九段(39)が挑戦する第74期王座戦五番勝負第2局が9月15日、名古屋市の「名古屋マリオットアソシアホテル」で行われている。対局は12時10分となり、両対局者は昼食休憩に入った。
伊藤王座の先手番で始まった本局の戦型は角換わりへと進み、伊藤王座は早繰り銀を採用した。これは先日敗退となった王位戦第6局でも見せた作戦であり、大一番での連続採用に伊藤王座の強い意気込みと深い研究がうかがえる出だしとなった。
この展開について、ABEMAの中継に出演した上村亘五段(39)は、「広瀬九段は(この展開を)予想してきたと思う。相手が考えていないようなニッチな作戦を用意してきた。未開拓分野だと思う」と解説。挑戦者の広瀬九段が、深い事前研究に基づいた独自の構想を練ってきた可能性を指摘した。
また、同じく解説を務める杉本和陽六段(35)は、現在の盤面について「繊細な将棋。戦いが起こったら一気に激しくなる」とコメント。水面下で両者の意図が激しくぶつかり合っていることを示唆した。
盤上は現在、互いの陣形を探り合うような難しい駆け引きが続いている。広瀬九段が用意したとされる“ニッチな作戦”に対し、伊藤王座がどのように立ち向かうのか。休憩明けの午後から一気に激戦へと突入する可能性も十分にあり、緊迫した中盤戦から目が離せない。
伊藤王座、広瀬九段が注文した昼食メニュー




