子どもを持たない生き方を選択する人が増える一方で、周囲の目線や環境によってマイノリティとしての生きづらさを抱える人も少なくない。家族や幸福の経済学を専門とする研究者の調査からは、子どもの有無と女性の幸福度の関係性、そしてその背景にある課題が浮かび上がっている。
拓殖大学の佐藤一磨教授の調査によると、子どもがいる既婚女性といない既婚女性の幸福度の平均値を比較したところ、子どもありが「3.98」子どもなしが「4.11」と子どもがいない既婚女性の方が高いことが明らかになった。
この結果について、新著『今世は母になりません 子どもを持たない私たちの本音と幸せ』(太田出版)を出版したコラムニストの月岡ツキ氏は「この結果があるからといって単純に、子どもがいると女性は不幸になるんじゃないかと言うのは早計だと思う」と指摘。その一方で、「やはり子どもを産んで育てることの負担が女性の方に偏りがち。それがQOL(生活の質)というか幸福度に影響を及ぼしているということは数字にも表れている」との見解を示した。
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