■「自主練しないと『サボってる』」現役アスリート時代
大山氏は、度重なるケガに悩まされ現役を引退した経験を持つ。大谷選手のニュースを受け、自身の現役時代について「休むという選択肢は正直なかった。そういう時代でプレーをしてきた」と振り返る。
「痛みがあろうと、我慢して耐えて、乗り越えてコートに立つ。それでやっと『頑張ってるね』と認められる風潮があった。私自身も小中学生の頃から、腰に痛みを抱えてプレーをしていたが、『ちょっと休みます』とは言えなかった。自主練習をやらないと『サボっている』『甘い』と捉えられてしまう。エースやキャプテンを背負う中で、休めない環境があった」と語った。
こうした状況から、当時は「痛みを乗り越えてこそ一人前」という価値観に縛られていたといい、「『休むことは悪、してはならないこと』という考え方だった」と明かした。
野球選手に対しては「よく『足に違和感を感じたので試合を休む』というニュースを見る。大谷選手レベルの選手が痛みを我慢して試合に出るのか、と正直感じた。どういう背景があったのか気になる」と述べた。
■「休養しないとパフォーマンスが出せない」変化するスポーツの現場
