将棋の第85期順位戦A級3回戦が9月18日、東京・千駄ヶ谷の「将棋会館」で行われ、近藤誠也八段(30)が伊藤匠二冠(叡王、王座、23)に100手で勝利した。この結果、勝利した近藤八段のリーグ成績は2勝1敗、伊藤二冠は開幕3連敗となった。
注目の一戦は、伊藤二冠の先手番で角換わりの出だしとなった。ABEMAでテキスト解説を務めた黒田尭之六段(29)は、後手の近藤八段が32手目に6筋の位を取った一手が「少し珍しい手」だったとし、「角換わりでありがちな、終盤まで研究されているような展開とは少し違った形になりました」とコメントした。
繊細で高難度の戦いとなった中盤戦。伊藤二冠が角を打って反撃に出た45手目について、黒田六段は「先手がうまく動いて少しリードした印象でした」と解説した。さらに、伊藤二冠が飛車を走らせた局面では「後手がかなり困っているように見えました」と振り返ったが、そこから近藤八段が自陣に銀を引き揚げて粘った手順を「うまい頑張り方」と称賛。「その後来たチャンスを逃さず、いつの間にか後手が体を入れ替えた印象です」と語り、「お互いの持ち味がよく出た好局だったと思います」と総括した。
この結果、A級3回戦の全局が終了。永瀬拓矢九段(34)、豊島将之九段(36)、増田康宏八段(28)の3人が3連勝で首位に並んだ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





