将棋界には8つのタイトルが存在します。最高の賞金額を誇る「竜王」、最も歴史がある「名人」に続き、「叡王」「王位」「王座」「棋王」「王将」「棋聖」となります。現在のタイトルは、藤井聡太七冠が7つ、伊藤匠叡王が1つ保持しています。ここでは8タイトルのスケジュールを紹介します。
目次
- 将棋8タイトル戦 日程一覧
- 開催中のタイトル戦(2025年度分)
- 2025年度のタイトル戦
- 2025年度タイトル戦 保持者・挑戦者・進行状況
- 2025年度タイトル戦・結果
- タイトル戦について ※序列順
将棋8タイトル戦 日程一覧
開催中のタイトル戦(2025年度分)
◆第10期叡王戦 伊藤匠叡王 対 斎藤慎太郎八段
◆第83期名人戦 藤井聡太名人 対 永瀬拓矢九段
2025年度のタイトル戦
◆叡王戦
タイトルホルダー・伊藤匠叡王 対 挑戦者・斎藤慎太郎八段
第1局 4月3日 神楽家(愛知県名古屋市)
第2局 4月19日 アパリゾート佳水郷(石川県加賀市)
第3局 5月4日 か茂免(愛知県名古屋市)
第4局 5月26日 ハイアットリージェンシー東京ベイ(千葉県浦安市)
第5局 6月14日 柏の葉カンファレンスセンター(千葉県柏市)
◆名人戦
タイトルホルダー・藤井聡太名人 対 挑戦者・永瀬拓矢九段
第1局 4月9・10日 ホテル椿山荘東京(東京都文京区)
第2局 4月29・30日 羽田空港第1ターミナル(東京都大田区)
第3局 5月9・10日 ホテル日航関西空港(大阪府泉佐野市)
第4局 5月17・18日 宇佐神宮(大分県宇佐市)
第5局 5月29・30日 ホテル山水(茨城県古河市)
第6局 6月10・11日 旬景浪漫 銀波荘(愛知県蒲郡市)
第7局 6月24・25日 天童ホテル(山形県天童市)
◆ヒューリック杯棋聖戦
タイトルホルダー・藤井聡太棋聖
◆伊藤園お~いお茶杯王位戦
タイトルホルダー・藤井聡太王位
◆王座戦
タイトルホルダー・藤井聡太王座
◆竜王戦
タイトルホルダー・藤井聡太竜王
◆ALSOK杯王将戦
タイトルホルダー・藤井聡太王将
◆棋王戦コナミグループ杯
タイトルホルダー・藤井聡太棋王
2025年度タイトル戦 保持者・挑戦者・進行状況
第10期叡王戦 伊藤匠叡王 対 斎藤慎太郎八段
第83期名人戦 藤井聡太名人 対 永瀬拓矢九段
第96期棋聖戦 藤井聡太棋聖 <決勝トーナメント進行中>
第66期王位戦 藤井聡太王位 <挑戦者決定リーグ進行中>
第73期王座戦 藤井聡太王座 <二次予選進行中>
第38期竜王戦 藤井聡太竜王 <ランキング戦・出場者決定戦進行中>
第75期王将戦 藤井聡太王将 <一次予選進行中>
第51期棋王戦 藤井聡太棋王 <予選進行中>
2025年度タイトル戦・結果
第10期叡王戦 伊藤匠叡王 対 斎藤慎太郎八段
第83期名人戦 藤井聡太名人 対 永瀬拓矢九段
第96期棋聖戦
第66期王位戦
第73期王座戦
第38期竜王戦
第75期王将戦
第51期棋王戦
タイトル戦について ※序列順
竜王戦(七番勝負) 主催:読売新聞
竜王戦七番勝負の優勝金額は、将棋界最高の4400万円を誇ります。予選は全棋士と女流棋士4名、奨励会員1名、アマチュア4名が参加。1組から6組に分かれたトーナメント戦を行い、各組の上位者の計11名で挑戦者決定トーナメントを戦ます。決勝は三番勝負で争われ、勝者が挑戦者となります。七番勝負は例年10~12月にかけて行われ、タイトルホルダーと挑戦者が持ち時間各8時間の2日制を戦います。
名人戦(七番勝負) 主催:毎日新聞・朝日新聞
8タイトルの中でも最も歴史があるタイトルです。フリークラスを除いた棋士を順位戦A級からC級2組の5組に分けてリーグ戦を行います。挑戦者になるためには、A級で最上位の成績を収める必要があります。七番勝負は例年4~7月にかけて行われ、タイトルホルダーと挑戦者が最長の持ち時間各9時間の2日制を戦います。
叡王戦(五番勝負) 主催:不二家
8タイトルの中で最も新しいタイトル戦で、2017年度に一般棋戦からタイトル戦に昇格しました。全棋士が参加する段位別予選が行われ、本戦にはシード棋士を含む全16名が参加します。五番勝負は例年4~6月にかけて行われ、タイトルホルダーと挑戦者が持ち時間各4時間で戦います。
王位戦(七番勝負) 主催:新聞三社連合
全棋士と女流棋士2名が参加する予選はトーナメントで争われます。勝ち上がり者はシード4名を含め、紅白に分かれて行われる挑戦者決定リーグを戦い、紅白の優勝者で挑戦者決定戦を行います。七番勝負は例年7~9月にかけて行われ、タイトルホルダーと挑戦者が持ち時間各8時間の2日制で戦います。
王座戦(五番勝負) 主催:日本経済新聞
予選は全棋士と女流棋士4名で行われます。一次予選、二次予選のトーナメント戦を行い、挑戦者決定トーナメントは予選突破者とシードを含めた計16名で争われます。五番勝負は例年9~10月に行われ、タイトルホルダーと挑戦者が持ち時間各5時間で戦います。
棋王戦(五番勝負) 主催:共同通信
予選は全棋士と女流棋士、アマ名人が参加。予選をトーナメントを戦い、その通過者とシード者で本戦トーナメントを行います。なお、本戦ベスト4以上は2敗失格制となり、敗者復活戦が設けられています。挑戦者決定戦は変則二番勝負で争われます。五番勝負は例年2~3月にかけて行われ、タイトルホルダーと挑戦者が持ち時間各4時間で戦います。
王将戦(七番勝負)
予選は全棋士が参加し、一次・二次予選はトーナメントで争われます。勝ち上がり者は、シード4人を含む挑戦者決定リーグへ進出し、勝者が挑戦権を獲得します。七番勝負は例年1~3月にかけて行われ、タイトルホルダーと挑戦者が持ち時間各8時間の2日制で戦います。
棋聖戦(五番勝負) 主催:産経新聞
全棋士と女流棋士2名が参加し、一次予選・二次予選をトーナメントで行います。予選勝ち上がり者とシード棋士は、16名による決勝トーナメントで挑戦権を争います。五番勝負は例年6~8月にかけて行われ、タイトルホルダーと挑戦者が持ち時間各4時間で戦います。
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