
定年まで勤め上げた元サラリーマンの男性が、65歳で新人保育士としての第二の人生を歩み始めました。人生経験を生かして笑顔を絶やさず働く男性に、保護者も期待を寄せています。
【画像】保育士の有効求人倍率は全国で2.80倍 深刻な人材不足
保育士業界ならではの事情も
保育園児と一緒にお昼ご飯を食べる、こちらの男性。岩瀬進一郎さん(65)です。
定年まで名古屋市内のプリンターなどを扱う会社に勤務し、営業やデスクワークを行っていましたが、定年後、先月から保育士として働き始めました。
たかなし保育園 岩瀬さん
「学校出てから42年。一つの会社でずっと全うすることができて、子どもに挟まれてみるのはいいかなと思ったのと、会社生活とはちょっと違うことをやれればいいなと思っていた」
保育士経験はゼロ。それでも保育園は、岩瀬さんを温かく迎え入れました。そこには、保育士業界ならではの事情もあります。
今年7月時点での保育士の有効求人倍率は全国で2.80倍です。すべての職種の倍率1.15倍と比べると、保育士業界がいかに深刻な人材不足なのかが分かります。
保護者たちの反応は?
岩瀬さんは59歳で保育士を目指し、国家資格の勉強法はなんと独学。4回目の試験で、すべての科目を合格しました。
まだ顔を覚えられていないのか、0歳児クラスでは泣かれてしまうこともありますが、岩瀬さんは笑顔を絶やしません。
たかなし保育園 水谷悦子園長
「たしかに保育歴では私たちが先輩だけど、私たちの持っていない視点がいろいろあって、こう言えばうまくいくのかなと模索する時には、いいきっかけ・アドバイスをもらっている」
保護者たちの反応は…。
保護者
「尊敬します。父も同じぐらいの年代なので、そこから新しいこと始めるのが(すごい)」
「年齢が上の方に見てもらえる安心感がある」
岩瀬さんは体が追いつく限りこの仕事を続けたいといいます。目標は70歳です。
岩瀬さん
「担任の先生たちが一生懸命やっているところを、少し力になれるような位置づけでやりきれたらと」
(2026年9月22日放送分より)
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