近年、一度仕事を離れて今後の生き方やキャリアを見つめ直す「キャリアブレイク」に注目が集まっている。厚生労働省の調査では「35人に1人」が経験したと回答しており、男性の間でも自発的に選択する動きが見られる。一方で、金銭的な不安や復職への恐れから決断できない人も少なくない。『ABEMA Prime』では、当事者や悩める会社員の声を交え、この「人生の余白」が持つ意味について考えた。
■「キャリアブレイク」とは?
キャリアブレイクとは、勤務先を離職または休職し、家族との時間や今後の生き方を模索する期間を指す。日本では半年から1年程度を選ぶ人が多い。
外資系企業で働き、金融会社の米国駐在も経験した30代の加藤さんは、週6〜7日働く多忙な日々の中で「大切にしたい家族との時間を犠牲にしている」と悩み、半年前に離職を決意した。所属や実績などの後ろ盾を一度すべて捨て、自分に何が残るのかをフラットに捉え直したかったという。
退職後は生活費を抑えるため妻の実家がある地方へ移住。家事や子どもの送り迎えなどに携わり、家族に貢献している実感を抱いている。以前は「会社から見られる自分」を守るために無理を重ね、心的に疲弊していたと振り返る加藤さんだが、支出を抑えたことで「資産は現金ベースで4年ほどもつ」計算となり、あと1〜2年は自分自身の感性に向き合う時間にしたいと語る。
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