■一晩で数千倍に増殖する菌…健康への影響は?
では、衛生面において残り湯はどうなっているのか。微生物に関する各種試験を行う株式会社衛生微生物研究センターの調査によると、お風呂の残り湯の菌は、条件が揃えば一晩で数百倍から数千倍に増殖するという。入浴人数が2名、3名、5名と増えるほど、また入浴直後から翌朝にかけて時間が経つほど“倍々ゲーム”のように菌は増えていく。
一方で、同センターの李新一氏によると、「残り湯の細菌は主に人の身体(皮膚など)に由来するものであり、通常は病気の心配はなく、健康にはほぼ無関係」だという。しかし「菌の増殖は“におい”の元になり、不快感・心理的な抵抗感につながる」と説明する。
この解説に長瀬氏は「健康にほぼ無関係なのは意外」と驚きを示したが、「これを理由に、『健康に無関係だから大丈夫』と言われるとちょっと辛い」と明かした。
さらに、「お風呂は清潔さもそうだが、さっぱりするために入っている。それ(菌が増殖したお風呂)ではさっぱりしない、お風呂の意味がないと思ってしまう」と述べ、心理的側面の重要性を語った。
(『わたしとニュース』より)
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