【WWE】SMACK DOWN(9月25日・日本時間26日/インディアナ・インディアナポリス)
かつてはラダーから落ち、生ゴミにまみれる“ネタ係”だった女子レスラーが、いまや「SmackDown」の顔として群雄割拠の女子部門の頂点に。眼窩底骨折を抱え、フェイスマスク姿で臨んだ6人タッグで見せたのは、笑いではなく王者の風格だった。
WWE「SmackDown」でフェイタル・インフルエンス(ジェイシー・ジェイン、ファロン・ヘンリー、レイニー・リード)対チェルシー・グリーン、ティファニー・ストラットン、ペイジの6人タッグ。ニッキー・ベラの乱入でペースを崩されたペイジがジェイシーのローリングアンコールに沈み敗戦。しかし女子王者として「SmackDown」の顔となった“元ネタレスラー”チェルシーの風格ある戦いぶりが目立った。
序盤はペイジがレイニーにヒザ連打、チェルシーがダブルニー、ティファニーがヒップアタックと急造タッグらしからぬ連携。中盤、集中攻撃を受けたティファニーからチェルシーに代わると、レイニーに縦回転の独特なアームドラッグ2連発から張り手、ラウンドハウスキックと畳みかける。クラシックな技ながら、横ではなく正面に投げるクセの強いアームドラッグに、ファンも「すげえアームドラッグ」「メキシカン式のアームホイップだ」と沸いた。
ABEMAでは解説の堀江ガンツが「チェルシー動きいいですね」、実況の塩野潤二アナウンサーも「技術も非常に上がってます」と称賛。いずれも数年前まで“人気はあるがネタ係”だった不遇時代を知っての発言だ。
ラダーから落下し、ゴミ箱を被せられて生ゴミまみれになったり、試合中に足を骨折したこともある。それでも車椅子で番組に強行出演する根性で、ファンの心を掴んできた。王者になった途端に眼窩底骨折を負い、今もフェイスマスク姿で戦い続けている。
王座を背負ってからは持ち前の図々しさを残しつつ、リングの中心に立つ者の貫禄をまとい始めている。ダブルニーもフラットライナーも、ギャグではなく王者の仕事として決まっていた。かつての笑われ役がWWE女子の頂点に立つ、その現在地がよく出た一戦だった。
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(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)
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