
記録的に続く雨が農作物に影響を与えています。そんななか、あの高級食材が豊作だというのです。一体なぜなのか取材しました。
マツタケなぜ豊作
秋の味覚の王様、マツタケ。生産量全国1位の一大産地、長野県の旅館では、今が旬のマツタケを味わえる人気メニューが…。
客
「すき焼きです。おいしい」
竹松旅館 三代目女将
竹松志げ子さん(79)
「今年は多い。いっぱいマツタケが山にゴロゴロしている」
異例の大豊作に沸いているマツタケ。その量は想像を超えていました。
マツタケ採り名人
「(Q.量は?)9キロ」
「(Q.この2つの箱で?)9キロ」
大量のマツタケが届いていました。
大豊作となり、料理に使われるマツタケも大盤振る舞い。例年は半分に切って調理されるフライも、今年は1本まるまる提供しています。
さらに、この旅館の名物がマツタケ風呂。
竹松さん
「いつもだったら3本くらい入れる。今年は多いので…」
普段は1回に3本ほど使用するマツタケも、今年は7本と大増量です。
豊作の理由はやはり…。
「雨が降ったんですよ、今年は」
旅館の周辺では今月、平年のおよそ1.5倍の雨を記録。一時期の集中的な雨がマツタケの生育を後押しし、長雨がかえって豊作につながりました。その収穫量は去年のなんと4倍だといいます。
クリも豊作
秋の味覚、もう1つの代表格がクリ。
千葉県のクリ園でも、実が熟す前の7月から8月にかけてほどよい雨が降り、豊作に。早生品種「出雲」が例年より2割増しの収穫量となりました。
笠間のクリスイーツ
そんななか、28日に東京・池袋で行われたのが、クリの栽培面積日本一を誇る、茨城県笠間産のクリスイーツが一堂に会したイベント。
旬のクリを、たっぷりのマロンクリームにして味わうぜいたくなモンブランや、マロンムースとチョコムースを絶妙なバランスで組み合わせた1品など、笠間のクリスイーツが目白押しです。
来場者
「やっぱり笠間っていうとクリのイメージ。名前とクリと…立ち止まったのね」
ブランド栗はピンチ
ただ、その笠間市の産地を取材すると…。
「一粒の栗」 入江康弘代表(73)
「夏から秋の収穫にかけて長雨が続くことはめったにない」
笠間市では、今月1日から28日までの間に、平年のおよそ3倍にあたる505.0ミリの雨が降りました。
この農園では、9月の長雨の影響で、実が大きくなる前に地面に落ちるクリが増えているといいます。
「熟さない状態でイガごと落とされると未熟果といい、良い状態のクリにならない」
実際に、平年並みのものと比べてみると、生育が悪いものは、かなり小ぶりなことが分かります。収穫量も例年より3割ほど落ちる見込みだといいます。
「自分が想像しているよりも収穫量は少ない。ここ10~20年来で一番少ない」
(2026年9月29日放送分より)
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